米国務長官「台湾侵攻は悲惨な決断」 中国に警告

米国務長官「台湾侵攻は悲惨な決断」 中国に警告
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN040580U1A201C2000000/

『【ワシントン=中村亮】ブリンケン米国務長官は3日、中国が台湾を侵攻するシナリオについて「それは潜在的に悲惨な決断だ」と語った。中国が武力による中台統一を目指さないよう警告する発言だ。

ブリンケン氏がロイター通信のイベントにオンラインで参加した。台湾をめぐり「中国が数年間にわたり現状を変えようとしてきた」と指摘。「多くの人々や中国をはじめとする誰の利益にもならない恐ろしい結末につながる危機を起こさないように中国の指導者にはとても慎重に考えてほしい」と述べた。

バイデン米政権は2022年2月の北京冬季五輪に外交使節団を派遣しない「外交的ボイコット」を検討している。ブリンケン氏は各国と五輪への対応について話しているとしつつ「各国が近く判断を下すと思う」と語り、結論を各国に委ねる考えを示唆した。

11月末に再開したイラン核合意の再建交渉をめぐり「イランは現時点で(合意の)再履行に向けて必要な行動を真剣に考えていないようだ」と批判した。イランは米国に対して経済制裁の全面解除を求めるが、米国は一部を残す考えで溝が深い。

ブリンケン氏は「再履行の道が行き詰まれば別のオプションを考えると我々は主張してきた」と語り、交渉が決裂した場合にも備える考えを改めて強調した。』