立民代表選の構図や仕組みは ビジュアル解説

立民代表選の構図や仕組みは ビジュアル解説
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA16BNM0W1A111C2000000/

『立憲民主党の代表選は19日に告示され、30日に投開票を迎える。枝野幸男前代表の辞任に伴うもので、2020年の結党以来初めて党員や協力党員らが参加する「フルスペック」型で実施する。野党第1党の新リーダー選びの構図や仕組みをビジュアルで解説する。

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立候補者は

立憲民主党代表選立候補者の共同記者会見、写真撮影に応じる(右から)逢坂、小川、泉、西村の4氏(19日、東京都千代田区)

届け出順に逢坂誠二氏、小川淳也氏、泉健太政調会長、西村智奈美氏の4人が立候補した。

【各候補者の推薦人】

  ・逢坂氏推薦人名簿 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA198GL0Z11C21A1000000
・小川氏推薦人名簿 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1989O0Z11C21A1000000
・泉氏推薦人名簿 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA198HY0Z11C21A1000000
・西村氏推薦人名簿 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1989T0Z11C21A1000000

新代表はどう選ぶのか

代表選に立候補できるのは党所属の衆参両院議員に限られる。20人以上の国会議員の推薦人を集める必要がある。立民の国会議員は衆参あわせて140人で、その14%にあたる20人を集めるのが最初の関門になった。

具体的な選出方法は代表選規則で定める。得票は①国会議員と国政選挙の候補予定者(146人)②党員と党費が少ない協力党員(10万人程度)③地方議員(1200人ほど)にわけ、それぞれ全体の50%、25%、25%になるようポイントで換算する。

1回目投票で過半数のポイントをとった候補者がいない場合は決選投票になる。決選投票は国会議員と国政選挙の候補予定者への配分が85%程度に高まる。残りの15%ほどは都道府県の代表者が投票する。

選挙戦は12日間

記者会見、地方での街頭演説やネットでの討論会で主要政策やほかの野党との連携の是非について議論を戦わせる。論戦を盛り上げ、党勢を拡大するためにも重要な12日間だ。

候補者は19日に立候補を届け出て、共同で記者会見に臨んだ。22日には日本記者クラブ主催の討論会が開かれた。

21日から東京以外での街頭演説や討論会が始まった。札幌市、福岡市、横浜市で開く。代表選は地方議員や党員らの票も影響力がある。10万人の党員や協力党員に支持を広げられるかが勝負の分かれ目になる。

インターネット投票、郵便投票の締め切りは29日だ。支持拡大に残された時間は多くない。30日には都内で代表選出党大会を開き新しい代表を選出する。

立憲民主党のあゆみ

【2017年10月】前原誠司氏が代表を務めた民進党が分裂した。枝野幸男氏が旧立憲民主党を結党し、直後の衆院選で野党第1党となった。

【19年7月】参院選で旧立民、旧国民民主、共産党などの野党は全国に32ある1人区で候補者を一本化した。野党系が10勝した。

【20年9月】旧国民と合流し、今の立民を結党した。枝野氏は代表選で旧国民出身の泉健太氏を破り代表に就任した。

【21年9月】立民、共産など野党4党は衆院選の「共通政策」に合意した。枝野氏は共産党の志位和夫委員長と政権交代後の「限定的な閣外からの協力」で一致した。

【10月31日】衆院選で公示前の110議席を下回る96議席の獲得にとどまった。

【11月12日】枝野氏は議席を減らした責任を取り代表を辞任した。

これまでの代表は

立憲民主党は2009年に政権交代を果たした旧民主党の実質的な後継となる政党だ。鳩山由紀夫氏と菅直人氏が中心となって結党した民主党は、結党当初は両者が相次いで代表となった。2人は首相も務めた。

16年に民進党に党名変更して以降も含めると、岡田克也氏、前原誠司氏も2回ずつ代表を経験した。

17年に前原氏が代表になると、直後の衆院選に民進党として公認候補を出さず、小池百合子都知事が作った希望の党に合流すると決定した。希望の党、枝野幸男氏が立ち上げた立民、主に参院に残った民進党の3つに党が分裂した。

18年に希望の党と民進党が合流して国民民主党ができた。20年には国民の大半と立民が合流し、新立民を結党。衆参150人規模の政党になった。一部の議員は新国民を結成した。

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