韓国、感染拡大の理由はアストラゼネカのデルタ株への中和抗体価下落?

韓国、感染拡大の理由はアストラゼネカのデルタ株への中和抗体価下落? 主な接種層である高齢者の抗体価は「調べていない」んですって
http://rakukan.net/article/484457509.html

https://news.naver.com/main/ranking/read.naver?mode=LSD&mid=shm&sid1=001&oid=023&aid=0003654327&rankingType=RANKING

高齢層突破感染の原因? アストラ抗体、ファイザーの5分の1(朝鮮日報・朝鮮語)

今春から高齢層(60~74歳)が集中的に接種されたアストラゼネカ(AZ)ワクチンは、2回接種を終えた後、免疫力が形成される2週間後、中和抗体量がファイザーで接種者の5分の1、モデルナ接種者の7分の1レベルにとどまったことが分かった。さらに3ヶ月後にはこの数値が半分下(392 → 146)に落ちた。中和抗体はウイルスを無力化する抗体を指す。この数値が低いとウイルスが体内に入った際の感染リスクが大きくなる可能性があります。防疫当局は今まで「国内で接種されるワクチンは種類にかかわらず、いずれも効果性と安全性が検証された良いワクチン」としたが、事実上ワクチン別効果の差が大きくなったわけだ。

19日、本誌が国会ソ・ジョンスク議員室(国民の力)を通じて入手した疾病管理庁国立保健研究院の「コロナワクチン接種者免疫原性分析中間結果」によると、AZ(2回)とヤンセン(1回)接種者は接種完了後、中和抗体量がそれぞれ392・263と測定され、モザナ(2852)・ファイザー(2119)に比べて大幅に低かった。また、AZを迎えた後ファイザーで交差接種を受けた人々も接種初期形成された中和抗体量が3ヶ月ぶりに7分の1レベル(2368 → 326)に落ちた。 (中略)

最近流行するコロナウイルスは昨年初め流行したコロナウイルスより感染力が2~3倍のレベルのデルタウイルスだ。デルタウイルスの中和抗体量は AZワクチンとファイザーとワクチンともにそれぞれ3ヶ月後と5ヶ月後に接種直後より半分レベルに低くなった。
(引用ここまで)

 これでほぼ決まりかなぁ。
 日本と韓国の接種完了率は78.7%と76.2%という似通った水準にあります(ソース:Ourworldindataによる)。
 それでも現状で感染者数には大きな開きができています。
 今日発表の数字では韓国の新規感染者数3212人。重症者数は508人。死亡数は29人。

新規確認3212人、4日連続3千人を超えて…重篤・重症508人(聯合ニュース・朝鮮語)

 先週土曜発表の数字(2324人)に比べて1.38倍。
 日本は昨日発表の数字で新規感染者数は159人。重症者62人。

 日本と韓国で大きな差があるのはアストラゼネカの接種割合です。
 昨日の時点で──

ファイザー   2162万4139人
アストラゼネカ 1102万367人( AZ→ファイザー交差接種176万4985人)
モデルナ    631万1602人(モデルナ→ファイザー交差接種8825人)
ヤンセン    149万6268人

 65歳以上の高齢人口は853万7000人。
 ほぼそのすべてがアストラゼネカのワクチンを接種している、ということになるでしょう。

 当初、ファイザー、モデルナのmRNAワクチンを入手できなかった韓国では、高齢者に対してアストラゼネカのワクチンを接種していたのですね。
 その後、高齢者以下であると血栓症の副反応が出やすいということから、50代以下にはファイザーのワクチンが主として接種されてきました。
 また、希望者にはアストラゼネカ→ファイザーという形で交雑接種が行われています。
 特にデルタ株に対してはアストラゼネカでの中和抗体価が十分とは言えない数字になっている、という研究結果が出ています。
 しかもこのアストラゼネカの中和抗体価の下落(2週間後207→3ヶ月98)というのは18〜50歳での調査によるもの。
 高齢者層での調査は「行われていない」のだそうで。
 ……なんじゃそりゃ。

 個人的にはなんとなく事態の理由が胸に落ちた感じがします。
 日本ではアストラゼネカの接種割合どのくらいでしょうかね。1000例くらいはあるのかな。ほぼmRNAワクチンのみで対応している国ってほとんどないと思われます。
 ヨーロッパでの感染拡大もデルタ株に対してアストラゼネカの抗体価が低くなったものであると考えればかなり理解に近くなるんじゃないでしょうか。

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