支持率26%。全方面から不評のカマラ・ハリス副大統領

支持率26%。全方面から不評のカマラ・ハリス副大統領
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/27505668.html

 ※ アメリカ政治を分析しようとする場合、これも勘定にいれとかないといかんだろうなあ…。

『アメリカの政治において、副大統領の不評が前面に出てくる事は少ないです。大統領制という制度的に、表舞台に立つのは、あくまでも大統領。栄誉も誹謗も、行った事に対する評価を、一身で受け取る存在です。しかし、今、バイデン大統領よりも、副大統領のカマラ・ハリス氏の悪評価が止まりません。

立ち位置が基本的に民主党寄りのCNNからさえ、「機能不全」という言葉で評価されてしまう始末です。口と理屈が立派でも、実際の仕事ができない典型的なタイプという事です。副大統領に期待される役割は、大統領が出向けない細かい案件に対して、代理として、それなりの権限を持つ、相手にとっても、重要なメッセンジャーとして外交に当たる事になります。大臣クラスよりは、よりランクが高く、相手国の首相や大統領と会う、あくまでも大統領のメッセンジャーですね。

今、フランスと米国は、オーストラリアと契約した潜水艦の大口取引の件で、関係が険悪になっています。これは、オーストラリアが本格的な潜水艦部隊を運用するにあたって、潜水艦の建造技術の譲渡と、現地生産まで含めて、海外にコンペに出した大型案件を巡るトラブルです。これには、日本も参加してフランスと競っていたのですが、最終的にはディーゼル機関の潜水艦の運用実績の無いフランスが受注しました。自国の原子力潜水艦のバラクーダ級を、転換してディーゼル型潜水艦に改造するのだそうです。

これは、契約の取り交わしまで進んでいたのですが、近年の中国包囲網の一貫として、アメリカ・オーストラリア・イギリスで作られた枠組みであるAUKUSの動きの中で、アメリカが原子力潜水艦の技術供与に同意して、環太平洋安全保障の戦力としてオーストラリアに運用させる話が出てきたのです。潜航活動機関の長さと、静粛性で、原子力潜水艦のほうが優位である為、オーストラリアは、フランスとの契約を破棄して原子力潜水艦のアメリカからの導入を決めました。

これで、フランスはカンカンに怒っており、この件について話し合いを持つ為に、カマラ氏はフランスのマクロン大統領を訪問しました。しかし、結局、この話をしないで帰ってきたので、使者としての役割を果たしていないと、バッシングを受けました。

この件に関わらず、唯一常任の担当になっているメキシコとの違法移民対策においても、現地を一回も視察せず、何の指示も出さない事で、「まったく仕事をしていない」と批判されています。この問題も、バイデン政権になって、国境の壁建設は止めたものの、代わりにどう対処するのか決まっておらず、問題が宙ぶらりんのままで放置されています。

彼女の特徴は、論はブツけど実行が伴わない事です。「こうあるべき。こうしなければならない」は、力説し、弁舌が立つけれど、権限を任されても、実効のある政策に落とし込めないし、失点になるような行動は避ける癖がある事です。その結果、「仕事をしない副大統領」が誕生してしまいました。

ここ最近になって、明確な指示や仕事の割当が無い為、彼女が集めたスタッフが、どんどん辞任しています。方針が出てこないので、動く事ができず、ストレスになって辞めてしまうわけです。バイデン大統領が高齢で、補佐役の副大統領には、事務処理能力の高い人材が必要と、選挙期間中から言われていたのですが、まったく不適当な人間が就任してしまったわけです。

彼女が選ばれた理由が、女性・黒人というマイノリティー票の取り込みだったわけですが、この点では完全に失敗と言えるでしょう。彼女が行動しない事で、一番割を食うのが、まさにマイノリティーだからです。トランプ元大統領が、意外と黒人から支持を受けていたのは、口が汚くて、差別主義者と言われ、道徳に問題があっても、国内での黒人の雇用を、かなり改善した事によります。政策として、強引に海外へ出ていた工場を国内へ引き戻し、雇用の創出を実際にやったので、失業状態から救われたり、安定した職業に就けた黒人は多かったのです。外見が同胞というだけで、政治家は支持されないのです。

ただし、不評という事では、バイデン大統領も同じです。ロックダウンの解除で、大きなスタジアムでの観客を入れての試合や、各種の大規模イベントも開催されるようになっていますが、集まった観衆に、イベントの内容と関係なく「FUCK! Biden!」と連呼される事が多くなっています。

特に、アフガニスタン撤退で、大失態を犯して、数十年分のアメリカの苦労を、最悪な形で終わらせた事が、大きく響いています。もともと、バイデン大統領は、オバマ政権で副大統領をやっていた頃から、アフガニスタン撤退を強力に支持していたので、自身が政権を握った大仕事として、事を急いだのでしょうが、ベトナム敗戦を想起させるような無様な撤退でした。

もともと、実権を握っているのは、選挙で民主党の代表を譲って取引をした、バリバリの社会主義者のバニー・サンダース氏と言われていて、これから、ガンガンと富裕層に税金をかけて、富の配分を行い、奨学金や社会保障に大金を投入するのが予想されています。操り人形の大統領では、不人気なのも納得です。』