北京証券取引所、81社取引開始 30年ぶり新証取

北京証券取引所、81社取引開始 30年ぶり新証取
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM119S40R11C21A1000000/

 ※ 日本で言えば、「店頭登録銘柄」の市場みたいなもののようだな…。

 ※ そういう「銘柄」の「情報開示」は、大丈夫なんだろうか…。

 ※ 「玄人向け」の市場、と言ったところか…。

 ※ どうせ、「外国人」は、直接は売買できないんだろう…。

『【上海=土居倫之】北京証券取引所が15日、取引を始めた。上場第1弾は81社だった。革新型中小企業向け市場として、中国の中小企業にリスクマネーを供給する役割を担う。習近平(シー・ジンピン)指導部が目指す質の高い経済発展やハイテク企業の育成を金融面から後押しする。1991年に開業した深圳証券取引所以来、約30年ぶりの証券取引所新設となる。

「中小企業向け金融支援、イノベーション主導の発展、経済の高度化、それぞれに重要な意義がある」。15日開いた開設式典で中国証券監督管理委員会の易会満主席は北京証券取引所開設の意義についてこう述べた。

北京証券取引所は81社が上場してスタートした(15日)=AP

11日に閉幕した中国共産党の第19期中央委員会第6回全体会議(6中全会)は、科学技術の「自立自強」などをうたった。米中対立の中で、半導体など先端技術を中国国内で自給できないことが浮き彫りになったためだ。北京証券取引所の開業で、中小企業にリスクマネーを供給し、課題となっている産業基盤の拡充につなげる。

売買初日の15日は一部銘柄が制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われる一方、利益確定売りの対象となる銘柄も多かった。すでに店頭市場で株価が大きく上昇していたためだ。

上場した81社のうち株式時価総額上位には、電池や半導体関連など先端企業が並んだ。

トップの貝特瑞新材料集団は時価総額が833億元(約1兆5000億円)となった。2000年設立の新興企業で、リチウムイオン電池の正負極材を開発する。同社によると、バッテリー世界最大手の中国寧徳時代新能源科技(CATL)などを顧客とし、13年以降、負極材の出荷量は世界最大という。

時価総額2位の大連連城数控機器は太陽光パネルと半導体向けシリコン材料の加工装置などを開発する。米国の研究開発拠点のほか、ロシアやマレーシア、日本に販売拠点を設けるなど海外展開に積極的で、17年には日本企業からシリコンインゴットの切断事業を買収した実績がある。

北京証券取引所は9月、中国の店頭市場である「新三板」を運営する全国中小企業股份転譲系統(NEEQ)が100%出資して設立した。店頭市場「新三板」全体には現在7000社超が登録しており、こうした中小企業が北京証券取引所の上場予備軍となる。

課題は上海・深圳証券取引所との差別化だ。上海証券取引所はハイテク新興企業向け市場「科創板」、深圳証券取引所は新興企業向け市場「創業板」と中小企業向け市場「中小企業板」を擁する。細かい上場要件はそれぞれ異なるものの、乱立感は否めない。

流動性も課題だ。15日は81社のうち3社で売買が成立しなかった。流動性が低いと企業価値から乖離(かいり)した株価形成となる可能性があり、投資家層の拡大が重要となる。』