林外務大臣会見記録(令和3年11月11日(木曜日)10時27分 於:本省会見室)

林外務大臣会見記録
(令和3年11月11日(木曜日)10時27分 於:本省会見室)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken24_000076.html#topic4

 ※ こんな風に、ネットじゃ「一字一句、喋ったことのテキスト起こし文」(お役所の公認版)が載るから、「捏造」のしようが無い…。

 ※ オールド・メディアが「世論操作」(「印象操作」)できる領域は、日に日に「狭く」なって行っているわけだ…。

 ※ 外交方針の全般に渡って述べているが、ここでは特に「日韓関係」に焦点を当てて、紹介する。

『 冒頭発言

外務大臣としての抱負

【林外務大臣】外務大臣を拝命いたしました林芳正でございます。どうぞ宜しくお願いいたします。

 私(林大臣)は以前、防衛大臣、また参議院におきまして外交防衛委員長、また自民党におきまして外交経済連携調査会長、こういうものも務めておりまして、様々な機会を通じて、議員外交等も含めまして、各国との交流を進めてきたところでございます。今回、外務大臣を拝命しましたことは、大変光栄であり、身が引き締まる思いでございます。

 現在、国際社会は時代を画する変化の中にあります。これまで国際社会の平和と繁栄を支えてきました普遍的な価値、また国際秩序、こういったものに対する挑戦が厳しさを増しておりまして、また、経済的要因が安全保障を大きく左右するようになってきております。

 そうした中で、岸田総理が掲げられたとおり、先輩方の努力によって、この日本への信頼というものが得られてまいりました。これを基礎にして、普遍的価値を守り抜く覚悟、日本の平和と安定を守り抜く覚悟、そして人類に貢献し、国際社会を主導する覚悟、こういった三つの「覚悟」をもって、外交を展開してまいりたいと、こういうふうに思っております。

 具体的には、まず、日本の外交・安保の基軸であります日米同盟を更に深化をさせまして、その抑止力・対処力を強化することが重要であるというふうに考えております。

 そして「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けました取組を引き続き力強く進めてまいりたいというふうに思っております。

また、この法の支配を始めとする基本的価値や原則、これに基づきました自由で開かれた秩序の構築に向けて、米国豪州インドASEAN欧州、こういったところとの連携を一層強化しまして、国際社会を主導していきたいと、こういうふうに考えております。

 また、近隣諸国等との関係については、難しい問題に正面から毅然と対応しつつ、安定的な関係を築くべく取り組んでまいりたいと思っております。北朝鮮の拉致・核・ミサイル、こういった諸懸案にもしっかりと対応してまいりたいと思います。

 更に、新しい時代に対応したルール作りや国際秩序の構築に向けまして、経済外交に加えて、気候変動、コロナ、軍縮不拡散といった地球規模課題への対応に主導力を発揮いたしまして、国際社会での日本の存在感、これを高めてまいりたいと思っております。

 各国の外務大臣との間で信頼関係を構築しながら、これまで日本外交が積み上げてきた成果を土台にいたしまして、更なる日本外交のフロンティアを切り拓いていきたいと思います。私(林大臣)からは、冒頭、以上でございます。』

『 日韓関係

【韓国YTN 李記者】日本政府は、今まで慰安婦など懸案に関しまして、このまま問題を放置してはいけないと言いながらも、解決策は韓国が出すべきだという姿勢であります。
 日本政府は、今まで何の努力をしてきて、今からどんなふうに取り組むおつもりなのか、これを伺いたいと思います。そして、日本政府は受入れ可能な解決策を求めている訳ですけれども、具体的な条件は何なのでしょうか、お願いします。

【林外務大臣】日韓関係についてのお尋ねでございますが、北朝鮮への対応も含めまして、地域の安定にとって日韓、また米国を含めた日米韓、この連携は不可欠であるというふうに考えております。

 その上で、日韓関係は、今お話のありました旧朝鮮半島出身労働者問題や、いわゆる慰安婦問題よって、非常に厳しい状況にあるというふうに考えておりますが、このまま放置することはできないというふうに考えております。

 国と国との約束を守るということは、やはり国家間の関係の基本であるというふうに考えております。日韓関係を健全な関係に戻すべく、日本の一貫した立場に基づいて、韓国側に適切な対応を強く求めていきたいというふうに思っております。

 旧朝鮮半島出身労働者問題につきましても、韓国側が日本側にとって受入れ可能な解決策、これを早期に示すように強く求めてまいりたいと思いますし、また、慰安婦訴訟判決につきましては、韓国が国家として適切な措置を講ずること、これを強く求めていきたいというふうに思っております。』

『 日韓関係

【聰合ニュース イ・セウォン記者】韓国と日本の関係についてお伺いします。2019年12月の安倍政権時代以降、両国の間で正式な首脳会談は開かれていません。そして、外務当局の間でも意思疎通がそんなに円滑に行われていないと見られます。外務大臣として、韓国との意思疎通、コミュニケーション、高位級レベルの会話をどういうふうに進めていくか、教えてください。

【林外務大臣】先ほども同趣旨のご質問があって、お答えしたとおりですが、更に、日韓関係、全般についての考え方ということで申し上げますと、韓国は重要な隣国であるということでございますので、非常に厳しい状況にある日韓関係をこのまま放置するわけにいかないというのが私(林大臣)の考え方でございます。

同時に、これも先ほどの繰り返しになりますが、国と国との約束を守るということは、やはり、国家間の関係の基本であると考えております。日韓間の難しい問題について、韓国側には適切な対応を取ってもらう必要があるというふうに考えております。

日韓関係を健全な関係に戻して、そして、その上で幅広い分野で協力すべく、外交当局間の協議や意思疎通、これを加速していきたいというふうに思っております。』

『 TPP11(韓国の参加)

【韓国世界日報 キム記者】韓国政府は、今、CPTPP参加を検討しています。韓国のCPTPP参加に対して日本政府の立場は何ですか、日韓間の政治的な、歴史的な問題がこれに壁になる可能性はありますか。そして、茂木さんは、韓国の姜(カン)大使とも会ったことがないです、提案すらなかったですけど、外務大臣は、今後、韓国の大使とも会うとか、計画があるかどうかをお聞かせください。

【林外務大臣】まずTPP、CPTPP等についてのお話がございましたが、この中国、台湾、また英国等の加入申請については承知をしておりますが、韓国については、まだ承知しておりませんので、また、情報等を把握してまいりたいというふうに思っております。

 そして大使とは、まだ私(林大臣)も就任早々でございますので、今のところまだ予定はございません。