安倍氏、影響力維持へ派閥復帰 11日に会長就任政局・政策に関与

安倍氏、影響力維持へ派閥復帰 11日に会長就任
政局・政策に関与
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA08BTH0Y1A101C2000000/

※ 大島前衆議院議長の引退に伴って、細田さんの衆議院議長の就任、それに伴って、総裁(首相)就任により派閥を離脱(一応、全派閥に目配りする必要がある…、との建前のため)していた安部氏の復帰…、というある意味「玉突き人事」ではある…。

※ しかし、下記の「清和会の歴史」を見ると、そもそもは福田赳夫さんが作った派閥だったんだな…。

※ それを、安倍さんの親父の晋太郎さんが、継いだのか…。

※ 福田赳夫氏の子息の康夫さん、そのまた子息の達夫さん(今回当選し、4回生。「党風一新の会」のリーダーとなって、「菅さんでは、選挙が戦えない!」運動の先鋒となった…、とも言われている)の今後の動きとか、気になるところだ…。

※ しかし、まあ、これで「細田派」と出てくると、「ああ、安倍さんの出身派閥ね…。」と頭の中で変換する必要が無くなったんで、その点はスッキリしたな…。

※ 下記の記事にも書いてあるが、既に「次の波乱(政局)」の芽は出ている…。

※ 名実ともに「派閥の領袖」になった安倍さんは、もう遠慮会釈もなく辣腕を振るうだろう…。

※ そこいら辺も、注目だ…。

『自民党の安倍晋三元首相は11日、細田派(清和政策研究会)の会長に就任する。首相の在職期間が歴代最長の安倍氏が最大派閥トップとして派閥に復帰し、政局と政策に関与する。同氏は影響力の維持を狙う。

細田派は9日の党本部での幹部会で、安倍氏に派閥復帰と会長就任を10日に打診すると全会一致で確認した。復帰はおよそ9年ぶりで、安倍派に衣替えする。現会長の細田博之元幹事長は10日召集の特別国会で衆院議長に選出される見込みだ。

細田派は福田赳夫元首相が1979年に清和会として創設し、初代会長に就いた。安倍氏の父・晋太郎氏が福田氏を継いだ。94年に「21世紀を考える会・新政策研究会」に名称を変え、98年に現在の「清和政策研究会」に改称した。

2000年代に森喜朗元首相や小泉純一郎元首相らが会長を務め、安倍氏は第10代の会長となる。首相経験者が派閥の会長に就いたのは橋本龍太郎元首相や森氏らの例がある。

安倍氏は93年の衆院選で初当選後、当時の三塚派に入った。2度の首相在任中は無派閥だった。20年9月の首相退任後は細田派を実質的に率い、隠然たる力を握っていた。

21年9月の党総裁選でかつて細田派に所属した無派閥の高市早苗政調会長を支援し、細田派議員らに支持を働きかけた。高市氏は1回目の投票で国会議員票が2位となり、河野太郎氏を上回った。

岸田文雄首相が会長を務める第4派閥の岸田派議員は「首相は党の意見を政権運営に反映すると言っている。最大派閥の領袖には当然配慮せざるを得ない」とみる。

細田派は第2派閥より40人以上多い89人を抱える最大派閥で、党総裁選を左右しうる。安倍氏が会長になった後、保守色が強い高市氏が派閥に復帰するとの観測も党内に浮上する。

竹下派議員は「安倍氏は歴代最長の首相として党所属議員に広く恩恵をもたらした。他派閥の力も借りて政局を動かせる立場にある」と話す。自民党衆院議員の5割超を占める当選4回以下の多くは安倍氏が党総裁の時に初当選した。

首相として公認や人事を差配した安倍氏の意向に背きにくい議員はいまも多いとされる。総裁候補を担ぐ「キングメーカー」と安倍氏を評する声があがる。麻生派議員は「安倍氏は他派閥の議員を総裁候補に押し上げることもできる」と説く。

政策面でみると、安倍氏は相手の拠点をたたく敵基地攻撃能力の保有に前向きだ。憲法改正は議員としての悲願と位置づける。いずれも保守系議員に進展に向けた協力を呼びかける可能性がある。

派内には「桜を見る会」前夜祭を巡る問題が決着してからの派閥復帰でも遅くないとの見立てもあった。この問題では、安倍氏を不起訴とした検察の処分の一部を検察審査会が「不当」と議決し、再捜査が続く。

表舞台に返り咲くのは、細田氏の議長就任にあわせるという想定された最も早いタイミングとなる。それには求心力の保持に向けた安倍氏の思惑がにじむ。

安倍氏は10月の組閣・党役員人事に不満を漏らした。細田派からの起用が前回より減り、党幹事長や官房長官に自身が推す萩生田光一経済産業相が就かなかった。自身の意向が十分に反映されなかったと受け止めた。

10月の衆院選で自らが出馬した山口4区の得票数は8万票あまりだった。17年衆院選から2万票以上減り、得票率もやや下がった。

首相周辺は首相の意に沿わない方向で安倍氏が政局や政策を左右する事態を懸念する。菅義偉前首相は衆院選が迫ると「選挙の顔」の役割に不安が広がり求心力を失った。

中選挙区時代に最大派閥だった田中派や竹下派は領袖の資金力で結束し、党の実権を掌握した。いまは小選挙区制の導入などで党執行部に資金や権限が集中した。現在の派閥会長としての役割は所属議員の人事の調整などにとどまる。』