ユーハイム、AIバウム英国でも コロナ禍の人手不足対応

ユーハイム、AIバウム英国でも コロナ禍の人手不足対応
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF267MB0W1A021C2000000/

『洋菓子大手のユーハイム(神戸市)は英ロンドンで人工知能(AI)を搭載したオーブンを使ったバウムクーヘンの製造販売を始める。新型コロナウイルス禍でのロックダウン(都市封鎖)の影響で、職人が店を離れるなどした人手不足に対応する。

AIを搭載した焼成機「THEO(テオ)」を導入する。画像認識技術を用いて職人技を再現し、バウムを焼きたてで提供する。テオはANAホールディングスグループのスタートアップ企業、avatarin(アバターイン、東京・中央)などと共同で開発、2020年に実用化した。

ユーハイムは1909年の創業以来、バウムの生地に乳化剤などの食品添加物を使用していないのが特徴で、職人が同社の専用オーブンのそばで焼き具合を確認しながら仕上げる手間をかけてきた。2019年から仏パリ市内、20年からはロンドン市内の店舗でバウムを製造販売していたが、コロナ感染拡大の影響で20年春以降は両国で休止、職人の離職が再開のネックとなっていた。

テオは職人による生地の焼き具合を画像センサーで解析し、AIに機械学習させることで「職人のこだわりをデータ化し、どこでも技を再現できる」(河本英雄社長)のが強み。約20分で1本(直径約12センチメートル、長さ約33センチメートル)を焼き上げる。国内ではすでに神戸市内のカフェなどに導入例がある。』