中国で芸能界の規制強化 なぜ?

中国で芸能界の規制強化 なぜ?
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211109/k10013334371000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_007 

 ※ 雑用に見舞われたんで、今日は、こんなところで…。

 ※ 『芸能人やアイドルの「人気ランキング」やファンによる「投票行為」は、民主的な選挙を連想させ、中国共産党の一党支配に対する批判につながりかねないとして、警戒を強めているという指摘があります。』…。

 ※ 『理由については「若者のゲーム依存を防ぐため」などと説明していますが、ここにも、政府の統制のおよばないところで不特定多数の人が集まることへの警戒があるとみられています。』

 ※ なるほど…。そこか…。

 ※ 『取材に応じた中国のゲーム制作会社の担当者は、宗教をモチーフにしたゲームの制作を進めていましたが、ある日突然、当局からとみられる通知を受け取りました。

そこには「宗教を暗示させるようなものにしてはならず、宗教色をゼロにしなければならない」と書いてあったということです。

なぜ、宗教をモチーフにすることが禁止となったのか理由は明示されていませんでしたが、この担当者は急きょ、ゲームのストーリーやキャラクターの変更に追われているということです。』…。

 ※ これについては、ちょっと語っておこう…。

 ※ 共産主義、社会主義の重要な「理屈づけ」の一つに、「弁証法的唯物論」というものがある…。

 ※ 「弁証法」は、ギリシャ哲学の昔からある「論」だが、近年はヘーゲルのそれの方が有名だ…。

 ※ 前にも、語ったことがある…。(〔弁証法ーその2〕 https://http476386114.com/2020/08/24/%e3%80%94%e5%bc%81%e8%a8%bc%e6%b3%95%e3%83%bc%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%92%e3%80%95/ )

 ※ 例の、「正-反-合」というものだ…。

 ※ それだけでは、「変化の契機」「変化のメカニズム」を説いたもので、それほど大した話しとも思われない…。

 ※ しかし、これが「唯物論」と合体して、「弁証法的唯物論」となると、一転して、「剣呑なもの」となるんだよ…。

 ※ ( 「唯物論」なんかの話し…。 https://http476386114.com/2020/08/03/%e3%80%8c%e5%94%af%e7%89%a9%e8%ab%96%e3%80%8d%e3%81%aa%e3%82%93%e3%81%8b%e3%81%ae%e8%a9%b1%e3%81%97%e3%80%82/ )

 ※ 『※ 非常に「ザックリ」とした理解・説明を、語っておく…。ごくごく、サワリの話だし、極めて「常識的」な話だ…。細部は、各人で肉付けされたし…。

 まず、もの事の「本質」を考察する場合、「物質的なもの」に重きをおくのか、「精神的なもの」に重きをおくのか…、という立場決定がある。

 前者が「唯物論」であり、後者が「唯心論」だ…。

 弁証法とは、もの事の「本質」に迫ろうとする方法論、あるいは、もの事の「本質」の説明のし方・やり方の一種だ…。「あるテーゼ」を立てたものに対して、それに反する「アンチ・テーゼ」をぶつけて、その両立しがたい両者の相克から、「新たなこと」(より高次の価値あるもの)が生じるものなんだ…、とする考え方だ。ヘーゲルが完成させたとされ、「正」「反」「合(正でも反でも無い、新たなもの)」という形で、説明される事が多い…。

「正」と「反」がぶつかって、「合」が生じることを、「アウフヘーベン(aufheben)」と称し、「止揚」と訳されている…。

 唯物論に立ち、弁証法的方法論に立脚し、これを「歴史」の理解に適用したものが、「唯物史観」だ…。
 歴史の展開、歴史の変遷は、「物質的なもの」を基盤として生じるもので、「正」「反」「合」のダイナミズムによって、理解できるのだ…、とか主張するわけだな…。

 ここいら辺までは、もの事や歴史の「本質」を解明しようとする、思弁的・哲学的な「考察」にとどまっているので、そんなに「現実的な力(ちから)」は、持たない…。

 しかし、世の中、そういう思弁的・哲学的な「考察」だけでは、済まないから、だんだん剣呑(けんのん)なものとなって行く…。』

 ※ 「科学的社会主義」という用語を、聞いたことがあるだろうか…。

 ※ 「資本主義から、社会主義への”移行””変化”は、科学的なものだ。」という主張だ…。

 ※ そういう論者によれば、「物理法則(水が高きから低きに流れる)と同等なほど、確かなこと。」なんだそうだ…。それを称して、「科学的」と言っている…。

 ※ そういう”主張”においては、この世界は、「唯物論」じゃ無いと困るんだよ…。
 ※ 「物理法則と同等なほど」と、言えなくなるからな…。

 ※ まあ、そーゆーこと…。

『中国政府が、芸能界やゲーム業界への規制を強化しています。

中でも標的となっているのが、アイドルなどのファンクラブです。

お気に入りのアイドルを支援する活動が、なぜ規制の対象となるのか。一見、政治には関係がないように見える業界まで神経をとがらせる習近平政権のねらいとは?

わかりやすく解説します。

(取材班 上海支局・柳原章人、小林崇、広州支局・高島浩、NW9・岡部陽介、国際部・建畠一勇)

芸能界への規制って、どんなことが行われるの?

ことし8月、中国政府によって禁止されたのが、芸能人やアイドルの「人気ランキング」や、ファンによるいわゆる“推し活”としての「投票行為」、それに未成年がアイドルにネット上でお金を送る、いわゆる「投げ銭」という行為などです。

また、テレビ局などに対しては、共産党や国家から心が離れている芸能人の起用を禁じたり、アイドル育成番組の放送を禁止したりしています。
なぜ、芸能界で規制が強化されているの?
熱心なファンによる活動が過熱していることが背景にあるようです。

ことし9月、韓国の男性アイドルグループBTSのジミンさんの誕生日を祝おうと、中国のファンが募金を募り、ジミンさんの顔写真を塗装した飛行機を飛ばす計画を呼びかけました。
多くのファンの賛同を得て、わずか1時間で日本円にしておよそ4000万円の募金が集まりました。

しかし、ネット上では批判的な意見も相次ぎ、炎上する事態となったため、当局が中国版ツイッターのファンのアカウントを一時停止しました。

人気アイドルにまつわる炎上はほかにも起きています。

中国の人気オーディション番組では、応援したいアイドルへの投票権が得られる乳製品をファンが大量に購入。

中身を飲まずに排水溝に廃棄する動画がSNS上で拡散され、炎上する事態となりました。

今回打ち出された数々の規制は、こうしたファンの過熱ぶりを沈静化させるねらいがあったとみられます。

芸能界を、中国政府が標的にしているのはどうして?

芸能人やアイドルの「人気ランキング」やファンによる「投票行為」は、民主的な選挙を連想させ、中国共産党の一党支配に対する批判につながりかねないとして、警戒を強めているという指摘があります。

また、ファンクラブなどについては、政府の統制が行き届かないところに集団が形成され、そこで政府に批判的な声があがることを警戒しているとみられています。

ファンたちの受け止めは?

今回、アイドルファンの若者を取材したところ、情報交換のためにファンどうしが集うSNSサイトを見せてくれました。

そこには、アイドルを応援するメッセージだけでなく、政府や中国社会を批判する発言も散見されました。

中には
「まるで文化大革命だ。国は一つの声しか許さない」
「中国社会はとっくに終わっている。だれも庶民の声を聞かない」
といったものまでありました。

中国政府の思惑は?

東京大学大学院の阿古智子教授は「共通の関心がある人たちがどこからともなく集まってくると、それがグループになっていく。組織化すれば集団としてさまざまな行動を起こす人たちが出てくる。もしかしたら中国共産党の政策に反対するような声が大きくなるかもしれない。政府がコントロールできない傾向があれば、事前に芽を摘んでおきたいのだろう」と、規制の背景を分析しています。

ゲーム業界の規制はどうして?

芸能界と同じ理由だと思われます。

オンラインゲームについても、多くの若者たちがインターネット上でつながるという点で共通しています。

中国政府はことし8月、未成年を対象に規制を導入すると発表。

企業がサービスを提供できる日を金曜から日曜までと法定休日のみに限定し、時間も夜8時から9時までの1時間としました。

理由については「若者のゲーム依存を防ぐため」などと説明していますが、ここにも、政府の統制のおよばないところで不特定多数の人が集まることへの警戒があるとみられています。

規制強化を受けて、どんな影響が出ているの?

早速、ゲームを競技として競い合う「eスポーツ」の分野に影響が出ています。

中国はオンラインゲームの一大市場で、eスポーツの育成にも国をあげて取り組んできただけに、業界からは困惑の声も出ています。

NHKが取材したプロのゲームプレーヤーを育成する上海の専門学校では、以前は未成年を含むおよそ100人の若者が、寮生活をしながら連日12時間以上の授業を受けていました。
しかし、規制の導入で授業が成立しなくなり、およそ8割の生徒が退学したため、廃校せざるをえない状況だといいます。

ゲーム制作会社にも影響

ゲームの対象年齢や時間だけでなく、コンテンツにも影響が及び始めているようです。

取材に応じた中国のゲーム制作会社の担当者は、宗教をモチーフにしたゲームの制作を進めていましたが、ある日突然、当局からとみられる通知を受け取りました。

そこには「宗教を暗示させるようなものにしてはならず、宗教色をゼロにしなければならない」と書いてあったということです。

なぜ、宗教をモチーフにすることが禁止となったのか理由は明示されていませんでしたが、この担当者は急きょ、ゲームのストーリーやキャラクターの変更に追われているということです。

担当者は「表現の自由が厳しく管理されると、ゲーム本来の楽しさがなくなってしまう。こんなところまで政府が介入するのはおかしい」と困惑していました。

ゲーム産業が盛んな日本への影響は?

阿古教授は「中国当局は海外から入ってくる思想をすごく警戒するので、そうした中で日本に対する見方も厳しくなる可能性がある」として、今後はゲーム産業のみならず、文化交流全体にも影響が出かねないと指摘しています。 』