主流派と側近、次々登用 バイデン人事

主流派と側近、次々登用 バイデン人事、左派は不満―米
2020年11月18日20時31分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111800699&g=int

『【ワシントン時事】米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領は17日、ホワイトハウスの高官人事を発表した。バイデン氏を長年支えてきた側近やワシントン政治に精通した党の「主流派」が目立つ陣容。既成政治を批判してアウトサイダーを重用したトランプ大統領との違いが際立っている。

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 大統領顧問に起用されたスティーブ・リケッティ氏は歴代民主党政権でホワイトハウス入りし、バイデン選対では財界から多額の献金を集めたと評価される人物。

議会との交渉を担う上級顧問には黒人議員連盟元会長のセドリック・リッチモンド下院議員が就く。

 先に大統領首席補佐官に起用されたロン・クレイン氏や、大統領上級顧問への就任が決まったマイク・ドニロン氏もバイデン氏を長く支えた腹心。

選対本部長を務めた女性のジェニファー・ディロン氏は大統領次席補佐官への起用が決まった。バイデン氏は声明で政権運営に「多様な視点と一体的な献身」をもたらす陣容だとアピールした。

 トランプ政権では、娘婿のクシュナー上級顧問ら「一族」のほか、バノン元首席戦略官らアウトサイダーが重用された。

ある専門家はUSAトゥデー紙に「経験者の力を借りる意思も能力もなかったトランプ氏が最初から大きなハンディを負っていたのと比べ、バイデン氏は自分自身とスタッフの豊かな経験を当てにできる」と指摘した。

 一方、サンダース上院議員ら革新派議員を支える民主党の政治団体「ジャスティス・デモクラッツ」は17日の声明で、ロビイスト経験の長いリケッティ氏や共和党にも人脈を持つリッチモンド氏を「企業に優しいインサイダー」だと批判。「革新派は民主党の半分を構成している」と主張し、人事の偏りに不満を表明した。 』