米国務長官、通用口から会場入り 中国外相と会談

米国務長官、通用口から会場入り 中国外相と会談
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM023630S1A101C2000000/

『【北京=羽田野主】10月末に米国と中国がローマで外相会談を開いた際、ブリンケン米国務長官が会場のホテルに通用口から入ったと、中国で話題になっている。中国の春秋戦国時代、大国・楚がライバルの斉の使者を辱めるためイヌ用の小さな門をくぐるよう案内した故事「晏子使楚」の場面を想起させるためだ。米中関係の冷え込みを象徴している。

会場は中国政府代表団のホテルだった。中国国営メディアはブリンケン氏ら米政府代表団がホテルの正面玄関の手前にある地下の通用口に向け、階段を降りる様子を映像で伝えた。カメラはすぐ上の一階の正面玄関も映した。通用口への案内を強調したようだ。

会議室に入ったブリンケン氏は、中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相が握手をしようと差し出した右手を無視し、会談に臨んだ。中国のネット上では「正面玄関は日ごろの行いの正しいものだけが通れる」「イヌには首輪をつけないと」といった、からかいの書き込みが目立った。

晏子使楚の故事では、イヌの門を案内された斉の使者が「こんな門から入ってはかえって楚の国を辱める」と言って案内人を説得し、正門から入った。』