トランプ氏「再出馬する」と側近観測 次期米大統領選

トランプ氏「再出馬する」と側近観測 次期米大統領選
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN231K90T21C21A0000000/

『【ワシントン=坂口幸裕】トランプ前米大統領側近のジェイソン・ミラー氏は日本経済新聞に対し、トランプ氏が2024年の次期大統領選に出馬するという見通しを示した。ミラー氏は20年の大統領選でトランプ氏の広報担当を務めた。

21日のインタビューで「トランプ氏は24年の大統領選に出馬するだろう」と明言。「(トランプ氏は)まだ(出馬を)決めたとは言っていないが、彼の話からは米国を助けたいという情熱が伝わる」と述べた。「トランプ氏が出馬したら支援する」と語った。

トランプ氏が出馬すれば、大統領職を争う民主党候補はハリス副大統領かニューサム・カリフォルニア州知事のいずれかになるとの見方を示した。

7月にミラー氏が立ち上げたSNS(交流サイト)「GETTR(ゲッター)」は21年をメドに日本での事業開始を検討しているとも述べた。トランプ氏は20日、独自のSNS「トゥルース(真実)ソーシャル」を創設すると発表したが、その直前に同氏から電話で直接聞いたと明かした。

現時点でトランプ氏はゲッターのユーザーでなく、ミラー氏は「(トランプ氏は)近い将来、市場での競争相手となるだろう」と語った。

大統領在任中にツイッターを通じて発信を続けたトランプ氏は既存のSNSから排除されて以降は発信力の低下が指摘される。自らSNSをつくってテコ入れする狙いがある。ミラー氏は「トランプ氏にゲッターへの参加を呼びかけてきたが、最終的に金銭的な条件面で折り合えなかった」と説明した。

自身が最高経営責任者(CEO)を務めるゲッターの現在のユーザー数はおよそ300万人。全体の半数近くを占める米国に次いでユーザーが多いのは日本とブラジルでそれぞれ35万人ほどいるという。英国やフランス、カナダといった米欧に加え、韓国やインドなどにも事業を広げる可能性がある。

ミラー氏は11月に実施する日本市場の調査を踏まえ参入を判断すると説明した。「まだ答えは出していないが、実際に行動に移すことを楽しみにしている」と話した。

ツイッターやフェイスブックは1月の米連邦議会議事堂占拠事件を受けてトランプ氏のアカウントを凍結した。米国では保守派の議員などの間で「リベラルなIT(情報技術)企業は保守派の発言を制限している」との不満がくすぶる。

ミラー氏は「私の政治的信念が中立であるかのように装うつもりはない。私は保守的な共和党員だ」と言明。「あらゆる政治的信条を歓迎する。違法な写真を投稿したり誰かを脅すような違法行為を示唆したりするなどの利用規約に反しない限り歓迎する」と強調し「私は言論の自由が好きだ」と主張した。』