「国有企業の優遇存在せず」 中国、対外批判に反論

「国有企業の優遇存在せず」 中国、対外批判に反論
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM284NB0Y1A021C2000000/

『【北京=川手伊織】中国商務省の王受文次官は28日の記者会見で、中国の市場開放をめぐる国有企業の優遇への批判に対し「民間企業などと同じく独立した市場主体で、特別な待遇は受けていない」と反論した。中国が加盟申請した環太平洋経済連携協定(TPP)は補助金による国有企業の優遇を禁じる。中国と海外の認識の違いが改めて浮き彫りになった。

世界貿易機関(WTO)が22日まで開いた中国の貿易政策の審査について会見を開いた。審査は加盟国が貿易の現状を説明し、各国からの質疑に応じるものだ。中国への質問は2562件に上り、前回審査の2018年より16%増えた。

王氏によると、サイバー空間の統制を強化する中国のインターネット安全法や知的財産をめぐる裁判がWTOの規定に合致するかといった質問が出た。王氏は「WTOの範囲を超えている」問題もあったとし、中国への批判は適切でないとの考えを示した。

米国などは、中国がWTOのルールの下で「発展途上国」と申告して特別待遇を受けていると問題視する。王氏は「中国の経済成長は格差があり十分ではない」と強調。今後の対応については「自国の経済成長の水準などに基づいて、実務的に処理していく」と述べた。』