中国と米豪、WTO対中貿易審査で火花

中国と米豪、WTO対中貿易審査で火花
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR22EB10S1A021C2000000/

『【ワルシャワ=細川倫太郎】世界貿易機関(WTO)が22日開いた中国の貿易政策を審査する会合で、米国やオーストラリアと中国が火花を散らした。ジュネーブ貿易筋によると、米国が中国の産業補助金などを「不公平な貿易慣行」として非難した一方、中国は統計などを基に貿易政策の正当性を訴え反論した。

WTOには加盟国が貿易の現状を説明し、各国からの質疑に応じる制度があり、数年に1回のペースで順番が回る。中国を対象とした審査は2018年以来8回目。

20日と22日に開催した会合では、中国のデータ流通の制限やサイバーセキュリティー問題への懸念も出た。ただ、現行のWTOのルールはこの分野に対応できておらず、中国は「存在しないルールを適用することはできない」と強調した。

中国との貿易摩擦が深刻なオーストラリアは、中国の貿易政策がWTOのルールに違反していると非難。「中国当局が輸入業者に対し、特定のオーストラリア製品を購入しないよう指示した信ぴょう性の高い報告がある」とも述べた。これに対し中国はオーストラリアの対中輸出が増えている統計を示し、「根拠がない」と切り捨てた。』