新政権で経済安保相新設

新政権で経済安保相新設 甘利氏「全省庁に指示出す立場」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA030D80T01C21A0000000/

『自民党の甘利明幹事長は3日のフジテレビ番組で、岸田新政権で経済安全保障の担当相を新設するとの見通しを表明した。「全省庁に対して指示が出せるようなポジションになる必要がある」と語った。国家安全保障局(NSS)も含めて所掌すべきだとの考えを示した。

甘利氏は菅政権で新型コロナウイルス対策を担う閣僚に関連して「船頭が多すぎた」と訴えた。「きちんとまとめる人がいて、その人が官房長官と連絡をとりながら政府としての指示をしっかり出す」ことが理想だとも言及した。

現在は厚生労働相のほか、経済財政・再生相が担うコロナ担当やワクチン担当に分かれている。甘利氏は「厚労相がこの指揮を1番中心にとればいいのではと個人的に思う」と述べた。自治体との調整体制を整える必要があるとも説明した。

新政権の財務相ポストには麻生派の鈴木俊一氏が内定した。麻生太郎財務相は党副総裁に移る。甘利氏は財務省が国の要になると言及したうえで、岸田文雄総裁による財務相交代の狙いとして「遠慮なく主導できる」と説いた。

麻生氏については「非常に強力なパワーの人だ」と指摘した。「菅義偉首相と麻生財務相の関係は、首相が指示するという関係ではなく協力をしてもらうという関係だった」とも振り返った。

河野太郎氏の広報本部長起用に関しては「腐ってそこで仕事ができないか、広報本部長というポストを歴代で1番輝かせることができるかは河野さん次第だ」と話した。

甘利氏は同日、NHK番組にも出演した。次期衆院選の日程について「解散は首相の専権で誰も言及することはできない」と述べるにとどめた。一方で「任期をできるだけ超えないような設計ができないかという工夫はされるんじゃないか」とも分析した。

経済政策を巡っては従業員の取り分を示す「労働分配率」の向上を掲げた。「税制や色々な政策、予算も含めて拡大して分配率を上げる」と主張した。

賃上げ促進の税制に関し「企業にとって魅力がないから内部留保を賃金に向けないとの指摘がある」と触れた。「もっとわかりやすい設計にしていくことも大事だ」と提起した 。』