〔「第二のキッシンジャー」は、ジョン・ソーントン?〕

 ※ こういう情報を読むと、米中は表面上流通している情報だけでなく、「地下水脈」みたいなもので、深くつながっていることがよく分かる…。

 ※ そういう「水面下の動き」も、ある程度把握していないと、イザという時に、後れをとってしまう…。

 ※ それが、「決定的なもの」、「国家の死命を制するもの」にならないことを、祈るばかりだ…。

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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)9月29日(水曜日)
通巻第7068号  <前日発行> 
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 「第二のキッシンジャー」は、ジョン・ソーントンという人物
    密使役? 中国に六週間滞在し、王岐山、劉鶴らと密談
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 バイデン政権発足直後の一月下旬、秘かにワシントンから北京入りした人物が居る。
王岐山(国家副主席)ほかと面談し、おそらくバイデン大統領からのメッセージを伝えた。表舞台ではブリンケン国務長官が、トランプ政権の「ウイグル族弾圧は人道にもとるジェノサイドだ」とする路線を継承すると内外に鮮明にしていた。

 八月にも件の密使は六週間に亘って中国に滞在していた。
この間に、劉鶴副首相ら中国の経済政策のキーパーソンらと面談を重ねていた。『サウスチャイナ・モーニングポスト』がすっぱ抜いた(9月29日)。

 「第二のキッシンジャー」的な密使の役割をなしている人物はジョン・ソーントンである。ゴールドマンサックス元共同会長(99-03年)。財務長官へGSから政権入りしたヘンリー・ポールソンは明らかな親中派。そのポールソンが中国との経済協議などで辣腕を発揮していた時代である。

ジョン・ソーントンはGS退任後、北京へ飛んで清華大学教授。その後、米国へ戻り、ファンドを立ち上げて「バリック・ゴールド」のCEOとなるが、同時に中国との交渉役で欠かせない人物として、トランプ政権でもムニューシン財務長官、ライトハイザーUSTR代表らと一緒に中国との交渉に当たり、「米中金融円卓会議」の共同議長を務めた。

民主党、共和党に拘らず、トランプ政権下でも舞台裏で活躍する一方で、全米の大学にある孔子学院のコンサルタントを兼ねた。謎に満ちていると言えば、確かにそうである。
ソーントンは、如何なる密使役を果たしたのか?

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