イラン「1カ月で核兵器原料」

イラン「1カ月で核兵器原料」 米紙報道
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB14CYA0U1A910C2000000/

『【テヘラン=共同】米紙ニューヨーク・タイムズは13日、イランが核兵器1個の製造に必要な原料を獲得するまでにかかる期間が最短1カ月にまで大幅に短縮されたと報じた。国際原子力機関(IAEA)の報告書を分析した専門家の話としている。米当局者は数カ月とみている。

イランは核兵器を製造し保有する意思はないと主張。反米保守強硬派のライシ政権は、イランの核開発を制限した核合意の再建に向けた米国との間接協議を続ける構えで、同紙は交渉を有利に展開するため核開発を拡大して米国に圧力をかけているとの見方を示した。
2015年に成立した核合意は、イランによる濃縮ウランの製造量や濃縮度を制限することで、イランが核兵器1個の製造に必要な高濃縮ウランを得るまでの期間として、少なくとも1年間を確保したとされた。

しかし、トランプ前米政権の合意離脱と制裁強化を受け、イランは合意破りを加速。ウラン濃縮に用いる高性能の遠心分離機を導入し濃縮度を兵器級に近づく60%に引き上げ、この期間は大幅に短縮された。同紙は「イランが核兵器(獲得の)能力にこれほど近づいたことはない」と指摘した。

同紙によると、IAEA報告書を分析した米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)のオルブライト所長は、イランには間接協議を優位に進めようとする意図があると指摘。「脅しに乗ってはならない」と述べた。』