中国外相、2億7000万ドル支援表明 カンボジア訪問で

中国外相、2億7000万ドル支援表明 カンボジア訪問で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM113P60R10C21A9000000/

『【ハノイ=大西智也】中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は12日、カンボジアの首都プノンペンを訪問し、中国の支援で建設された新国立競技場の引き渡し式に出席した。カンボジアは東南アジアで「親中国」と位置づけられている。中国は広域経済圏構想「一帯一路」に関連するインフラ開発などを通じ協力関係を強める。

新国立競技場の引き渡し式に出席する中国の王毅外相㊧とカンボジアのフン・セン首相㊨(12日、プノンペン)

新国立競技場は中国政府が1億6000万ドル(約180億円)を支援し、プノンペン郊外に建設された。競技場は6万人の観客の収容が可能で、2023年に開催される東南アジア競技大会のメイン会場になる予定。

記念式典で王氏は「カンボジア国民の生活を改善するため、より多くの支援をしていく。さらなる成長を期待している」と話した。カンボジアのフン・セン首相は中国の支援に謝意を述べ「新国立競技場の建設は、両国の関係による成果だ」と強調した。式典後の会談で王氏はカンボジア政府に対して2億7000万ドルの無償資金支援を表明した。

中国はカンボジアに対して新型コロナウイルスのワクチンを積極的に供与してきた。ワクチン接種完了率は55%に達している。プノンペンでは感染者が減少傾向になっており、本格的な経済再開を模索している。』