米欧など200人退避、アフガンから 米軍撤収後初

米欧など200人退避、アフガンから 米軍撤収後初
チャーター便でカタールへ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB09C4A0Z00C21A9000000/

『【ニューデリー=馬場燃】アフガニスタンの首都カブールの空港から米欧などの外国人約200人を乗せたカタール航空のチャーター便が9日出発し、目的地であるカタールの首都ドーハに到着した。8月末に米軍がアフガンから撤収して以来、同国から外国人の大規模な国外退避が実現するのは初めて。

暫定政権を始動させたイスラム主義組織タリバンが出国を認めた。ホワイトハウスは同日の声明で、カタール航空のチャーター便がドーハに到着したことを確認し、カタール政府やタリバンの協力に謝意を示した。

タリバンは8月15日までにカブールなどアフガン全土をほぼ制圧した。米軍は8月末に撤収する方針を変えず、国外に米国人やアフガン人など約12万人の退避を進めた。空港周辺はテロによる治安悪化で混乱し、退避を希望する米国人などが現地に取り残されていた。

タリバンの報道担当者は9日、中東の衛星放送局アルジャズィーラのインタビューで「空港は商業目的を含む全ての用途で飛行できる準備が整った」と話した。カタールの政府関係者も「カタール航空がカブールからドーハへの国際便を飛ばす」と明らかにしていた。

タリバンは米軍撤収後に空港運営を引き継いだが、空港内の一部施設が破壊されるなどしたため飛行再開に時間がかかっていた。

カタールなどがタリバンの空港の復旧に協力し、滑走路や電波装置の修理を急いでいた。タリバンの報道担当者は「空港で働いてくれたカタールの技術者に感謝している」と述べた。』