中共の「一帯一路」は「アフガン横断パイプライン」を建設することで真に完成する。

中共の「一帯一路」は「アフガン横断パイプライン」を建設することで真に完成する。
https://st2019.site/?p=17320

『おそらく先月末、天津によびつけたタリバン代表団には、多額の「人民元」が手渡されたであろう。
 アフガンに対して最も有利なポジションにあるのは中共である。

 旧ソ連は、アフガンから逆にイスラムゲリラが北上してくる危険におびえなければならなかった。
 ところが、ワヒリ峠(Wakhjir Pass)/ワハン回廊(Wakhan Corridor)からシナ領へイスラムゲリラが浸透してくる可能性はゼロなのだ。この超絶不毛高原は、道路敷設者が完全に通交をコントロールできるのだ。

 従来、シナからイランまで道路やパイプラインをつなげるためには、パキスタンとインドと中共が三つ巴で領土係争中のカラコルム山地内を通すしかなかった。それではいつインドから爆撃を受けるかわからないしパキスタンだって不快に思う可能性が大。

 ところが、ワハン回廊を使えるならば、そこをインドが空爆できる名目などないのである。またパキスタンも、ワハンがアフガン領土であることについてはまったく異論が無い。

 そしてパキスタンは、今でも中共の助けによってインドと拮抗していられる立場だから、アフガニスタンが支那殖民地化されることに反対も唱えられない。それどころか、パキ北部のパシュトゥーン分離独立運動の抑制になるので、歓迎する。

 こうして中共とイランの経済は、アフガンルートによって直結される。

 米国もこれには反対できない。米国もロシアも、心の中では、中共が全アフガンを「新疆化」してくれればいいと思っているだろうからだ。

 中共もこれから陸軍の過剰人員を整理しなくてはならない。中共版の民間軍事会社(すでに複数ある)が失業軍人を吸収してくれればありがたい。道路建設現場をガードする武装会社員の需要が、アフガン内には多いであろう。』