米国務長官「サイゴン陥落と異なる」

米国務長官「サイゴン陥落と異なる」 アフガン巡り反論
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN153NJ0V10C21A8000000/

『【ワシントン=中村亮】「This is not Saigon(これはサイゴンと異なる)」。ブリンケン米国務長官が15日、アフガニスタンの首都カブールが陥落した場合を1975年の南ベトナムの首都サイゴン(現ホーチミン)の陥落と重ねる見方に強く反論する場面があった。

ブリンケン氏はCNNテレビのインタビューで、アフガン戦争の目的について2001年に米同時テロを起こした国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者らを裁きにかけ、アフガンから米本土を標的にしたテロが起こらないようにすることだと説明。「我々は少し前にこの任務を達成した」と強調した。

ニクソン政権は1973年に南ベトナムから米軍を撤退させた。その2年後に共産主義の北ベトナムがサイゴンを制圧し、南北統一を果たした。ブリンケン氏はベトナム戦争の目的であった共産主義の拡大阻止が果たせなかったとして、アフガン戦争とは異なると主張する意図だったとみられる。

米メディアでは、バイデン大統領が4月にアフガンからの米軍撤収を表明すると、反政府武装勢力タリバンが猛攻をかけて15日に首都カブールに進攻した経緯などをあげてサイゴン陥落と似ているとの報道が目立つ。

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