USTR、メキシコ自動車部品と労働環境改善で合意

USTR、メキシコ自動車部品と労働環境改善で合意
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN110GH0R10C21A8000000/

『【メキシコシティ=宮本英威】米通商代表部(USTR)は10日、メキシコ北東部の自動車部品会社と労働環境の改善で合意したと発表した。2020年7月に発効した北米の新たな通商協定USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)のもとで、労働権の侵害の確認を求めた初めての米政府への訴えとなっていた。

対象となったのは、米自動車部品カードンの子会社で、メキシコ北東部タマウリパス州のトリドネックス。同社の労働者が独立的な労働組合を結成しようとしたところ、不当な扱いを受けたり、解雇されたりしたと主張していた。

トリドネックスは今回の合意で、労組結成などでの自由投票を支持することを約束した。同時に免職されるなどした、少なくとも154人の従業員に対して、合計60万ドル(約6600万円)以上を支払う。

USTRは声明で「バイデン政権は国内外で労働者の権利を守る通商政策に関与する」と指摘した。

トリドネックスのケースを巡っては、米国の大手労働団体、労働総同盟・産業別組合会議(AFL-CIO)やメキシコ・タマウリパス州の労働組合(SNITIS)などが5月、共同で米政府に訴えてた。』