2つの東京五輪またぎ中国が操る「北方領土カード」

2つの東京五輪またぎ中国が操る「北方領土カード」
編集委員 中沢克二
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK022T30S1A800C2000000/

『東京五輪の開催中も国際政治を巡る厳しいせめぎ合いが続いている。話題になっているのは、日本の北方領土を巡る中国政府のスタンスの微妙な変化である。「中国外務省が表明した最新の見解と、北方四島に関する中国の地図表示には統一性がない。中国は一体、どうするつもりなのか」「これは今後の日中関係、そして米中関係をも左右する」。アジアの外交関係者らはこう指摘する。

問題となったのは、中国外務省の副報道局長、趙立堅による7月27日の記者会見だ。日本政府がロシア首相のミシュスチンによる北方領土訪問に抗議したことについて「世界反ファシズム戦争勝利の成果は適切に尊重され、遵守(じゅんしゅ)されるべきだ」と一歩、踏み込んだ見解を示した。

 7月26日、北方領土の択捉島で水産加工施設を訪れたロシアのミシュスチン首相=タス共同

この前段で「これはロシアと日本の2国間問題であり、双方の話し合いで解決すべきだ」と従来の立場を述べているものの、後段と合わせると、ロシア側に寄り添った雰囲気を醸し出すよう工夫されている。

「台湾で手を出せばロシアに肩入れ」示唆

そもそも「反ファシズム戦争(第2次世界大戦)勝利の成果」という表現は、ロシアが実効支配を正当化する際に使う表現である。これを「適切に尊重・遵守(じゅんしゅ)せよ」というなら間接的ながらロシアの主張を認めていることになる。

中国外務省の記者会見で、ロシア首相の北方領土訪問、関税を免除する特別区の設置提案について質問した共産党機関紙・人民日報傘下の国際情報紙である環球時報は、通信アプリ「微信(ウィーチャット)」公式アカウントで「(中国が)誰を支持しているのかは既に明確だ」などとする記事を掲載した。

2018年に中国企業代表団が択捉島を訪れ、旅行や養殖業での協力の可能性を検討した経緯に触れ、最後は「もし日本が続けて台湾、新疆ウイグル自治区など中国の内政問題に手を出すなら、中国企業は完全にロシアとともにさらに大きな一歩を踏み出す」と締めくくった。

「中国は時が来れば南千島の開発に参画する」。踏み込んだ見出しの記事は中国内で広く転載されている。中国政府が直接言わない意図の恣意的な解説は、宣伝当局の意向に沿って国際的な宣伝戦を有利に運ぶ「ポジショントーク」を含んでいる。

台湾を巡って日本は米バイデン政権と連携を強めている。21年版の防衛白書は「台湾をめぐる情勢の安定は、わが国の安全保障にとってはもとより、国際社会の安定にとっても重要」と初めて明記し、中国への警戒感を前面に出している。

握手する習近平・中国国家主席㊨とプーチン・ロシア大統領(2019年11月、ブラジリア)=AP

中国としては、北方領土問題でロシア寄りの姿勢を示すことで日本側をけん制する狙いがあるもようだ。一部で「半同盟関係」と評される中国とロシアの両軍は、東京五輪閉幕直後の8月9~13日に中国・寧夏で合同演習を予定している。一連の動きにはロシアへの配慮もある。9日はソ連が日ソ中立条約を破って旧満州(現中国東北部)に攻め込んだ日でもある。

中国の地図は今もロシア占拠を明記

とはいえ、中国の地図では今も北方四島について、本来、日本の領土である場所をロシアが占拠しているという意味のかっこ書きが付いている。日ロの国境線も択捉島とウルップ島の間に描かれている。日本政府の主張通りだ。

これらは大手IT企業、百度(バイドゥ)のサイトで検索できる地図でも確認できる。中国の国土資源省が管轄する国家測絵地理情報局が指示する統一表記だという。中国はいつでもこれを変えることができる。そういう脅しを日本にかけ始めた。

しかし、これは言葉でいうほど簡単ではない。中国による北方領土を巡る日本の立場支持には長い経緯がある。その起源が、1972年の日中国交正常化よりはるか前、建国の指導者、毛沢東による明言にあることはあまり知られていない。

話は64年の前回東京五輪の直前に遡る。「毛沢東主席が(日本への)南千島(北方領土)返還を支持」。64年7月13日付の日本経済新聞1面は香港発の記事でこう伝えている。

毛沢東主席が社会党訪中団に北方領土の日本返還を支持したと伝えた1964年7月13日付の日経新聞1面

毛沢東は同7月10日に佐々木更三ら社会党訪中団と会談。「社会党は南千島返還を要求しているが、どう思うか」との質問に、毛沢東は「ソ連は領土を取りすぎているので南千島を日本に返すことに賛成だ」と明言した。

1964年の毛沢東発言以来、中国の一貫した政策

続いて同8月1日付朝刊各紙は、社会党訪中団に参加した岡田春夫の話を香港電で伝えた。「(当時の首相である)周恩来も日本の対ソ領土返還要求を原則的に支持した毛主席の発言は、日本に対する一時的な戦術的考慮ではなく、中国の一貫した政治的主張である、と述べた」という。これは毛沢東発言が報道された後、日本国内で「日本に対する戦術的な考えに過ぎず、警戒すべきだ」という論評が出たのを気にしたものだった。

ちなみに中華人民共和国は、国交がない日本で64年10月10日開幕した前回東京五輪に参加していない。そして開幕から6日後の10月16日には、新疆で初の核実験に踏み切り、アジア唯一の核保有を宣言した。

前日の10月15日には毛沢東が敵視したソ連の第1書記兼首相のフルシチョフが辞職願に署名して失脚し、北京では「修正主義反対闘争の偉大な勝利」という歓呼の声が広がった。華やかな東京五輪の裏で中ソ対立を含む国際政治は風雲急を告げていた。

最高指導者、毛沢東の対日発言を受けて、人民日報はソ連の覇権主義を背景にした北方領土の占領を非難する記事を繰り返し掲載する。そして日中関係は72年の国交正常化に向けた道を歩み始める。ソ連への対抗は、対米関係の正常化という大きな決断にもつながった。

だが、その後のソ連崩壊は大きな転機になった。中国とロシアは国益を重視する戦略的な協調関係に動く。北方領土問題で日本を支持する利点は小さくなった。そこに目下の激しい米中対立も関係してくる。

中国共産党創建100年の祝賀大会を終えて参加者に手を振る、党総書記の習近平国家主席(前列左から2人目)ら。下は毛沢東の肖像画(7月1日、北京の天安門)=共同

毛沢東が日本への返還支持を明言してから57年。毛のような確固たる地位を目指す国家主席の習近平(シー・ジンピン)が、64年と2021年の2つの東京五輪をまたぐ形で毛と逆の決断に踏み込むのか。

周恩来がわざわざ「一時的な戦術ではない」と説明した歴史的な政策を覆すなら、中国の地図の表記は1950年代の中ソ蜜月時代に戻り、この50年、発展してきた日中関係も大きな転機を迎える。そして日本の同盟国である米国と中国の関係にも影響を与えるだろう。(敬称略)

中沢克二(なかざわ・かつじ)
1987年日本経済新聞社入社。98年から3年間、北京駐在。首相官邸キャップ、政治部次長、東日本大震災特別取材班総括デスクなど歴任。2012年から中国総局長として北京へ。現在、編集委員兼論説委員。14年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。』

ベラルーシ反体制派の男性、遺体で発見

ベラルーシ反体制派の男性、遺体で発見
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB03BMS0T00C21A8000000/

『ベラルーシの反体制派活動家の男性が3日、ウクライナの首都キエフで遺体で発見された。ウクライナ警察は殺人事件の疑いがあるとみて捜査を始めた。

死亡したのはビタリー・シショフ氏で、自宅近くの公園で首をつった状態で見つかった。ロイター通信によると、同氏は政権への抗議デモに参加した後でウクライナに亡命し、ベラルーシ当局の圧力から逃れてきた同国人を支援する団体のリーダーを務めていたという。

ベラルーシ当局は反体制派への抑圧を強めている。5月には当局が民間旅客機を強制着陸させて搭乗していた反体制派の記者を拘束し、国際社会の非難を浴びた。』

米国防総省付近で警官襲撃 1人死亡か

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN040540U1A800C2000000/

『【ワシントン=時事】米国防総省は3日、同省付近で警察官が襲撃され、銃撃により複数の負傷者が出たと発表した。米メディアによれば警官1人が死亡。犯行の動機などは不明で、連邦捜査局(FBI)が捜査している。

警察当局によると、同日午前、国防総省の南東側入り口近くにあるバス乗り場で、警官が襲撃された。当局は「現場の安全を確保し、これ以上の脅威はない」と発表したが、事件の詳細や容疑者の生死には触れなかった。』

「ホテル療養」という名の「虐待」

「ホテル療養」という名の「虐待」 | にゃんころりんのらくがき
https://ameblo.jp/ba7-777/entry-12690230498.html

 ※ 有効な「治療薬」が無く、有効な「治療法」も、無いんだから、「療養」であるハズも無い…。

 ※ 体よく、「隔離」されてるだけの話しだ…。

 ※ 中国の、「プレハブ病棟」で、「監視人」が、「いいか、此処は”病院”では無い!もう一度言う。此処は”病院”では無い!」と説明している動画を、ネットで見なかったのか…。

 ※ 認識不足だな…。あんたが、知らないだけの話しだ…。

 ※ 罹ったら、ひたすら「咳止め」と、「解熱剤」飲んで、自分の「免疫力」が「ウイルスに打ち勝つ」のを、待つしか無い…。

 ※ 自分の免疫力>ウイルスならば、生還できる…。

 ※ 自分の免疫力<ウイルスならば、あの世行きだ…。

 ※ 有効な治療薬・治療方法が無いとは、そういうことだ…。

 ※ そうでなければ、全世界で死者数が423.4万人も出たりすることは無い…。

『コロナに感染し自宅療養→ホテル療養→入院となった人の記録「日に日に呼吸しにくくなる恐怖感やばいです」
快復されますように…

(抜粋)

VER @vercut
あかん。 ロキソニン2時間前に飲んだのに下がらないの辛すぎ _:(´ཀ`」 ∠): pic.twitter.com/SrNEAQZgXV

2021-07-25 16:03:22

コロナ発熱8日目 連日の39度台で意識朦朧 今、ロキソニン飲んで汗かいて熱下がった意識復活して38.8度 確実に肺炎発症してるのがわかるレベルで呼吸がきついが入院出来ない 会話がむりなレベル 電話で話せてるので大丈夫と看護師に言われる。 やばい人は話せないらしい。 肺炎自力で治せるのか?

2021-08-01 12:45:56

酸素濃度は92-96行ったり来たり。 ホテルはアセトアミノフェンしか処方してくれない。 飲んでも39.5度→39度くらいしか変わらず。 途中ロキソニンが切れて差し入れもらう間、1日耐えた時が1番地獄の苦しみでした 肺の状況が日に日に悪くなってるのが恐怖でしかないがまだ軽症扱い

2021-08-01 12:51:50

💢ちなみにホテル療養中なんですが療養とは名ばかりでただの監禁されてるだけです

薬もアセトアミノフェンとコンタックくれただけで抗生剤やその他何もありません。 ロキソニンも自力で調達しないと手に入りません。 オキシメーターは自宅に持ってないからこれの数値がわかるだけしかメリット無し

2021-08-01 14:16:05

あと、看護師と電話で話をするくらいで医者も観てくれません。 早くここから出たい。
2021-08-01 14:16:5

監禁ホテルはアイスノンや冷やすアイテム何もくれないので経口補水液(これは事務局がくれる)のパックのやつを凍らせてタオルで巻いて冷やしてる。 あとWi-Fi遅いのなんとかならないのか

2021-08-01 14:32:40

しんどすぎて目が覚める 再度39度台復帰。 解熱剤また飲む。 記録用

2021-08-02 01:37:33

おはようございます コロナ発熱10日目 ホテル療養6日目 熱38.8度 酸素93 今日は咳が酷い とても息苦しい 肺にダメージゴリゴリきてて 咳のたびに命削られてる気がする コンタック飲んでお祈りコロナで苦しんでるみんな頑張ろう ちなみに私の感染経路は不明です 周りの人は誰もかかってません

2021-08-02 09:05:13

入院が決まりました 療養ホテルの看護師さんありがとうございました pic.twitter.com/gF3a2Mwkfb

2021-08-03 05:19:08

詳しくはこちら↓で

https://togetter.com/li/1754038


https://times.abema.tv/news-article/8668570

軽症でも「死ぬかと思った…」新型コロナ 若者感染のリアル「咳で呼吸困難」「喉を針で刺される感じ」 【ABEMA TIMES】
Twitterに投稿された“ある画像”が、話題を集めている。 「『若者は重症化しないからワクチンは必要ない』と言う人がいます。日本の『重症』の定義は人工呼吸器や集中治療が必要な状態です」(安川康介医師のTwitterより) 【映像】思ってたのと違う……! 医者がイメージする現実の新型コロナ「重症患…
リンク
times.abema.tv

軽症でも「死ぬかと思った…」新型コロナ 若者感染のリアル「咳で呼吸困難」「喉を針で刺される感じ」
2021.08.01 07:30

(抜粋)

これ↓、知らない人がまだいるんですね?

楽観的な人は知らないから楽観的なのかも?

 実際に、新型コロナに感染して「軽症から中等症程度」だったにも関わらず、「死にそうになった」と告白している人がいる。以前、ニュース番組『ABEMAヒルズ』にも出演した元官僚系YouTuber、おもちさんだ。

 おもちさんは自身が経験した入院生活をTwitterで紹介。基礎疾患はなく、普通体型(BMIは22)の平成生まれだという。

■ おもちさんが挙げた「新型コロナ」の症状
1:咳で呼吸困難になる。
2:常時40度前後の熱が出る。
3:喉が腫れて、唾飲み込むと針で刺される感じがする。
4:1~3の繰り返しで寝られない。

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いつまで経っても相変わらず、出されるのは咳止めと熱冷ましだけ。

しかも医者にも見てもらえず、あるのは看護師との電話での会話だけ。アイスノンは取り換えてもらえないどころか最初から支給すらされないとは・・・

いい加減にしてほしいです。

こんなことなら「監獄」の方がず~~~~っと手厚い。

これ、助ける気ないでしょ?

初期にアビガンなりイベルメクチンなりを飲ませればいいだけなのに、意地でも飲まさない。

何が「コンタック」やねん!せめて患者に選ばせてほしい。

放置して、苦しむだけ苦しめて殺して、医療現場も疲弊させて、医療崩壊?バカの極み。
それアンタらの所為やん!

厚労省、今までの「薬害」を超える罪を犯しても、「何も飲ませてない」から罪はないという気なんでしょうけど、死ななくてもいい人を死なせているんですから、それ、もう、立派な殺人じゃないですか?

ワクチンの害(抗体依存性免疫増強や免疫の喪失)についてはまだ可能性の段階なので置くとして、ワクチンとウイルスの変異はもう「永遠のイタチごっこ」。

その上マスクもし続けなければいけない。

そろそろ、予防薬・治療薬に方向転換するべきでは?

と言ってももう手遅れかな?

アビガンなら耐性もできなかったものを。。。』

新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(3日午後7時時点) 死者423.4万人に
https://www.afpbb.com/articles/-/3359994

〔世界の人口密度の分布〕

※ 南米のGDPとか調べていたら、「人口との関係は、どうなんだろう?」と思って、調べてみた…。

※ 画像が収集できたんで、貼っておく…。

※ 世界全体では、こんな感じ…。

※ 同じく、世界全体…。

※ 同じく世界全体だが、数字が入っているもの…。

※ 1000平方m当たりに、何人いるのか、という数字…。

※ これで見ると、アジアの人口密度は、やはり高いな…。

※ 中国の分布…。

※ やはり、西部の高原地帯は、人が少ないな…。

※ 緑の色がついているが、別に「平野」では無いんで、騙されないように…。

※ アメリカ合衆国の分布…。

※ 南米の分布…。

※ やはり、アマゾンの熱帯雨林は、人が少ない…。と言うより、人が住めないんだろう…。

※ ロシアの分布…。

※ やはり、ここは「ヨーロッパ・ロシア」が中心の国なんだな…。

※ 我が日本国…。

※ スゲーな…。

※ 狭いところに、人がウジャウジャ住んでいる…。

※ 今般のコロナみたいな、感染症の流行には、脆弱だ…。

※ むしろ、その割には健闘していると言えるのか…。

※ 今回の「収穫」だ…。

※ カナダの分布…。

※ ここは、合衆国との国境近辺に、多く居住している…。

※ やはり、「職場」の関係なんだろう…。

※ ヨーロッパの分布…。

※ ついでに、宗教分布…。

※ やはり、「プロテスタント国」の方が、「工業化」が早く進んだと見える…。

※ マックス・ウエーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」は、当たっているのか…。

〔メルコスール〕

メルコスール
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%AB

『メルコスール(スペイン語: Mercosur; Mercado Comun del Sur、ポルトガル語: Mercosul; Mercado Comum do Sul、英:Southern Common Market[1])は、1991年のアスンシオン条約と1994年のウロ・プレト議定書により設立された南米の貿易圏である。日本語では、南米南部共同市場または南米共同市場と訳される。日本の外務省やJETRO、JICAなどは前者を用いることが多い。アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイが正加盟している。ベネズエラは正加盟国であったが、2016年12月1日から加盟資格を停止されている。準加盟国はボリビア、チリ、コロンビア、エクアドル、ガイアナ、ペルー、スリナムである[2]。

メルコスールの起源は、ラテンアメリカの地域経済市場の構成に関する議論に関連している。これは1960年のラテンアメリカ自由貿易連合条約にさかのぼり、1980年代にラテンアメリカ統合連合がそれを継承したことに由来する。当時、アルゼンチンとブラジルはイグアス宣言(1985年)に署名して二国間委員会を設置し、翌年には一連の貿易協定を締結するなど、この問題を進展させていた。1988年に両国間で調印された統合・協力・開発条約は、共通市場の確立を目標としており、他のラテンアメリカ諸国も参加できるようになっていた。パラグアイとウルグアイもこのプロセスに参加し、4カ国はアスンシオン条約(1991年)の調印国となった。この条約は南部共同市場を設立したもので、地域経済の活性化、物、人、労働力、資本の移動を目的とした貿易同盟である。当初は自由貿易圏が設定され、加盟国はお互いの輸入品に課税や制限をしないことになっていた。1995年1月1日からは、この地域は関税同盟となり、すべての加盟国が他国からの輸入品に同じ割当量を課すことができるようになった(共通対外関税)。翌年にはボリビアとチリが加盟国となった。他のラテンアメリカ諸国も加盟に関心を示している。

メルコスールの目的は、自由貿易とモノ・人・通貨の流動的な移動を促進することである。設立以来、メルコスールの機能は何度も更新され、修正されてきたが、現在は関税同盟限定されており、ゾーン内の自由な貿易と加盟国間の共通の貿易政策が存在する。2019年の名目国内総生産(GDP)は約4.6兆ドルで、世界で5位の経済圏となっている。この圏は人間開発指数でも上位に位置している。メルコスールは、イスラエル、エジプト、日本、欧州連合などと自由貿易協定を締結している。』

『活動
欧州連合(EU)のような自由貿易市場の南米での創設、具体的には域内での関税撤廃と域外共通関税を実施することを目的として、1991年にパラグアイのアスンシオンでアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルの4カ国が調印。1994年12月には4ヵ国首脳がブラジルのオウロ・プレットに集まり最終議定書に調印し、1995年1月に発足した。

加盟国は2004年12月以降アンデス共同市場(アンデス共同体)と相互に準加盟の形で協力関係にある。

2005年発足予定であった米国主導の米州自由貿易地域 (FTAA) 計画に先行するものとみる期待もあったが、2005年11月4日、5日にマル・デル・プラタで開かれた第4回米州首脳会議で当時のメルコスール諸国とベネズエラの反対でFTAA計画は頓挫している。この後にベネズエラがメルコスールへの加盟を表明した。

ベネズエラを加えて、南米全体の人口の約7割に当たる2億6千万人、国内総生産全体の75%を占めることになった。ベネズエラと他の加盟国との間の貿易関税は2010年から2013年にかけて撤廃される予定である。

アルゼンチンのフェルナンデス大統領とブラジルのルラ大統領は、2008年2月22日、メルコスールを強化することを謳った共同声明を発表した。声明は、不干渉と国際法の尊重が両国の基本原則と位置づけている。

2010年8月3日、アルゼンチン西部のサンフアンで首脳会議を開いた。ベネズエラ・コロンビア間の危機を打開するために、南米諸国連合(UNASUR)の首脳会議をできるだけ早く開催するように呼びかけた。会議には加盟国のアルゼンチン・ブラジル・ウルグアイ・パラグアイと準加盟国のチリ・ボリビアの大統領が参加した。正式加盟手続途中のベネズエラのチャベス大統領に代わり、マドゥロ外相が参加した。

2011年12月20日、ウルグアイの首都モンテビデオで首脳会議が開かれた。最終宣言で4か国は、南米地域で起こった「重大な人権侵害について記憶、真実、正義を追求する」立場を再確認し、左翼政党や労組活動家を弾圧した「コンドル作戦」をはじめ南米南部における共同弾圧網に関して情報を得る専門グループを設立する、と述べた[3]。

2019年6月28日、欧州連合(EU)と自由貿易協定(FTA)を締結することで合意。欧州自由貿易連合(EFTA)、カナダ、シンガポール、韓国ともFTA締結を交渉している[4]。』

中南米の一人当たりの名目GDP(USドル)ランキング
https://ecodb.net/ranking/area/C/imf_ngdpdpc.html