NBCの視聴率が壊滅的

NBCの視聴率が壊滅的 : 机上空間
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/26596531.html

『オリンピックの独占放映権を持っているNBCの視聴率が壊滅的に下がっています。前回のオリンピックと比べて38%も下がっています。NBCはIOCのスポンサーとして、収益の70%を支えている事もあり、その意向が大きく影響します。北半球の真夏にオリンピックをやっているのも、9月に入るとアメリカでフットボールのシーズンが始まって、視聴率がとれないからです。

実は、視聴率が下がった原因は、東京オリンピックだからではありません。そもそも、テレビ自体が視聴されないメディアになってしまったのです。アメリカの10代の青年で、テレビを習慣的に視聴している人は、既に30%を切っています。モニターは持っているのですが、それでテレビの電波を受信しておらず、インターネットに接続しています。

この原因ですが、テレビの番組の質の問題とかではなく、生活習慣の問題です。インターネットの普及で、「観たい時に観る」というのが当たり前になり、番組のスケジュールに合わせて視聴するスタイル自体が廃れてしまったのが大きい。

人間の行動は、普段の習慣に影響されます。画質が良いとか音が良いとか、そういう体験の質的な問題よりも、今の欲求を満たされるかで快適さを感じます。そして、不快に感じるものは、無意識に遠ざけられるのです。

この辺りは、テレビが普及し始めた時に、映画業界が「おもちゃの箱」と呼んでバカにしていたのに、その後主導権を握られた過去に重なります。映画館に出かけて大画面で体験するより、手軽に茶の間で映像を観る習慣が勝ったわけです。

そして、今は番組スケジュールに合わせて観るより、欲求が高まった時に観るスタイルが世の中を支配しつつあります。また、皆が同じ方向や、一つのイベントに熱狂する時代が終わったとも言えます。』