サモア、23年ぶり首相交代 中国支援への対応焦点に

サモア、23年ぶり首相交代 中国支援への対応焦点に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM276AS0X20C21A7000000/

『【シドニー=松本史】南太平洋の島しょ国サモアで27日、フィアメ・ナオミ・マタアファ氏を同国初の女性首相とする新政権が始動した。首相交代は23年ぶり。4月の総選挙以降続いた内政の混乱は収束した。フィアメ氏はサモアの対中債務の膨張を懸念しているとされ、中国によるインフラ開発支援への対応が今後の焦点となりそうだ。

サモアは1998年に首相に就任したツイラエパ前首相のもとで中国から多額の投融資を受けて開発を進め、対中債務を膨らませた。フィアメ氏は5月、ロイター通信に対して中国が支援する1億ドル(約110億円)の港湾開発を見直す方針を表明している。

4月に行われた議会総選挙(一院制、定数51)では、フィアメ氏が率いるFAST党とツイラエパ氏の人権擁護党(HRPP)が25議席ずつ獲得した。その後、無所属当選者がFAST党への合流を表明。FAST党が勝利したとみられたが、ツイラエパ氏が退陣を拒否し、混乱が続いていた。今月23日に控訴裁判所がFAST党を政権政党と認めたことで、ツイラエパ氏が政権移行に応じた。』