【点描・永田町】小此木氏横浜市長選出馬の“怪”

【点描・永田町】小此木氏横浜市長選出馬の“怪”
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021071400325&g=pol

 ※ 部外者には、「何が何やら…。」という感じだ…。

 ※ いずれ、「総裁選」を前に、各政治家が、「自分の身の振り方」を考えているんだろう…。

 ※ 「選挙落ちれば、タダの人…。」だからな…。

 ※ 子供がいれば、その「行く末」も考えにゃならんしな…。

 ※ 一族・郎党の「将来」がかかっているから、大変だ…。

 ※ 真田家なんか、親父と次男(幸村、信繫)は豊臣方に、長男(信之)は徳川方に分裂したしな…。
 「お家の一大事」なわけだ…。

 ※ まあ、そもそも幸村(信繁)は「大谷吉継」の娘を正室に、信之は「本田平八郎忠勝」の娘を正室に娶っているから、既にその時から、両にらみで「保険」をかけてたわけだ…。
 昨日今日の話しじゃ、ない…。

『国家公安委員長だった小此木八郎氏(56=衆院神奈川3区=)の横浜市長選(8月8日告示・22日投開票)出馬が、永田町に揣摩臆測(しまおくそく)を広げている。閣僚辞職による市長選出馬はほとんど例がなく、菅義偉首相(神奈川2区)の最側近なのに、首相が目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対を表明しているからだ。しかも、小此木氏が辞職した国家公安委員長は、目前に迫る東京五輪・パラリンピック警備の最高指揮官。このため、与党内から「東京五輪直前の辞職はあり得ない」(有力閣僚)との批判が噴出する一方、野党からは「菅政権の内部分裂の始まり」(立憲民主幹部)との声が出る。

 小此木氏は6月25日に首相と官邸で会談、横浜市長選出馬を理由に閣僚の辞表を提出し、受理された。同氏はその後の記者会見で「無責任のそしりは免れないが、私自身の政治判断だ」と強調。同日夕の横浜市内での記者会見では、市長選の争点となる横浜港へのIR誘致について、「取りやめる」と明言した。カジノを軸とするIRは菅政権の観光政策の目玉だが、小此木氏は「IR自体は賛成だが、横浜では信頼が得られず、環境が整っていない」と反対の理由を説明した。同氏は、首相が父親の彦三郎氏(故人)の秘書だったことなどから、最側近とみられている。自らの方針に逆らう形でのIR横浜誘致反対での小此木氏の市長選出馬に、首相はしばらく沈黙した上で、「分かった。お疲れさまでした」と辞職を了承したとされる。小此木氏は告示前に衆院議員を辞職することになるが、自民党神奈川県連前会長として、神奈川3区の同党後継候補に参院神奈川選挙区選出の中西健治財務副大臣の鞍(くら)替え出馬を軸に調整を進める意向とされる。

◇IR誘致反対は「身内の反乱」だが

 小此木氏は当選8回のベテランで、半世紀近く前には彦三郎氏の秘書と家事手伝いだった首相と真理子夫人とは、「家族同然の間柄」(周辺)だ。さらに小此木氏は、首相と同じ神奈川県選出の河野太郎規制改革担当相や小泉進次郎環境相と共に「神奈川三郎」と呼ばれる側近グループの一員で、昨秋の自民党総裁選では菅陣営の選挙対策本部長を務め、「その論功で入閣」(自民幹部)と噂(うわさ)された。このため、小此木氏のIR誘致反対での市長選出馬は、首相にとって「身内の反乱」ともみえる。IR誘致を進めてきた自民党市議団は「裏切り行為」と反発するが、小此木氏は無所属で出馬して、自民、公明の支援を求める構えだ。

 現在3期目の林文子横浜市長はIR推進派で出馬に意欲を見せるが、自民党は多選を理由に支援しない方針。小此木氏の出馬によりIR誘致の可否は市長選の最大の争点とはなりそうもなく、「横浜の顔の一人」の小此木氏を自公両党が実質支援すれば、「当選の可能性は高い」(地元関係者)とみられている。そもそも、「自民党がIR推進派候補を擁立しても敗北必至」(同)とみられていただけに、次期衆院選直前の8月下旬の大型地方選で野党系候補の当選を阻止できれば、政権への打撃も避けられる。だからこそ首相も「小此木氏を止めなかった」(周辺)とされる。

 しかし、首相の肝煎りで進んできた横浜IR誘致は頓挫するだけに、自民党内に「首相の求心力低下につながる」(閣僚経験者)との声も広がる。永田町では「首相が五輪で失敗して退陣に追い込まれる前に、転身を図ろうというのが小此木氏の本音」との見方もあるが、東京での感染再拡大など“コロナ・五輪政局”での苦闘が続く首相にとって「もはや横浜市長選やIRなどどうでもいい心境」(周辺)というのが実態かもしれない【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」7月12日号より】。

◆「点描・永田町」バックナンバー◆ 』