米国務副長官の訪中中止か FT報道

米国務副長官の訪中中止か FT報道
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM169HS0W1A710C2000000/

『【北京=羽田野主】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は16日、バイデン米政権がシャーマン国務副長官の訪中計画を中止したと報道した。中国側が同格の楽玉成筆頭外務次官との会談に応じなかったためという。

米国務省が15日に発表したシャーマン氏の18日からの外遊先は、日本、韓国、モンゴルの3カ国で、中国は含まれていない。

中国は楽氏より格下の謝鋒外務次官との会談を提示したという。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは14日、シャーマン氏が来週、中国・天津を訪問して謝氏と会談すると報じていた。

中国はここに来て、米国との交渉に慎重姿勢をみせている。王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は今月3日、年内の米中高官協議の可能性について「当然対話の復活を希望しているが、米国に誠意があるかどうかをみる必要がある」と述べた。

新疆ウイグル自治区の人権侵害や台湾問題などを巡り、米中の隔たりは大きい。現時点で会談しても打開策を見いだすのは難しいと判断しているとみられる。

バイデン大統領は5月、新型コロナウイルスの発生源をめぐる追加調査を情報機関に指示した。中国科学院武漢ウイルス研究所からの流出説も排除しておらず、中国側は猛反発している。8月末までに報告書が出る見通しで、警戒している可能性もある。 』