モルドバ議会選 親欧米派政党が勝利

モルドバ議会選 親欧米派政党が勝利
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR111NB0R10C21A7000000/

『【モスクワ=石川陽平】旧ソ連南西部のモルドバで11日、議会選(定数101)が実施され、即日開票の結果、サンドゥ大統領が創設した親欧米派政党「行動と連帯」が過半数の議席を獲得して勝利することが確実になった。親ロシア派から議会での主導権を奪い、大統領を支えて欧州への統合の進展をめざすことになる。

サンドゥ大統領は12日未明までに、交流サイト(SNS)のフェイスブックを通じて「投票所に来て、モルドバの民主主義強化のために力を貸してくれた人々に感謝する」とコメントした。できるだけ早く政府を発足させる考えも表明した。

議会選は政党別の比例代表制で実施され、任期は4年。中央選挙管理委員会によると、開票率約90%の時点で「行動と連帯」の得票率は47%となり、過半数の議席を獲得する可能性が出てきた。親ロ派の社会党と共産党の政党連合は31%にとどまっている。保守派政党「ショル」も6%を超え、議席を得る見通しだ。

モルドバは人口約310万(出稼ぎ労働者を除く)の小国だが、米欧とロシアが勢力争いをしてきた地政学的要衝にある。2020年11月の大統領選ではサンドゥ氏が親ロ派のドドン前大統領に勝利し、同国初の女性大統領に就いた。21年4月に親ロ派が多数を占める議会の解散に踏み切った。』

親EU対親ロシア激突 モルドバで総選挙
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM112FS0R10C21A7000000/

『【キシニョフ=AFP時事】旧ソ連構成国の一つ、東欧モルドバで11日、総選挙(定数101、任期4年)の投票が行われた。昨年11月の大統領選で、親ロシア派のドドン前大統領を破った親欧州連合(EU)のサンドゥ現大統領が4月、親EU派の基盤強化を狙い議会を解散していた。自称独立国家の東部「沿ドニエストル共和国」からロシア軍撤収を呼び掛けるサンドゥ氏とロシアの関係は緊迫している。

首都キシニョフの投票所で、サンドゥ氏の与党「行動と連帯(PAS)」に入れたというナタリヤさん(29)は「ロシアの金で権力に居座る泥棒たちをいつか追い出して、誠実に国に奉仕する人を選ぶ日が来ると希望を抱き続けてきた」と語った。一方、ドドン氏が率いる親ロ派に投票したリュドミラさん(70)は「共産主義時代は秩序があった」とソ連時代を懐かしんだ。』