マハティール氏の新党認可 マレーシア混迷、政界再編も

マハティール氏の新党認可 マレーシア混迷、政界再編も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM08D0P0Y1A700C2000000/

『【シンガポール=中野貴司】マレーシアの政局混迷が深まっている。与党連合の一員である統一マレー国民組織(UMNO)がムヒディン首相の辞任を要求し、政権運営が行き詰まるシナリオが現実味を帯びてきた。マハティール前首相が立ち上げた新党、祖国闘士党(プジュアン)は8日までに認可を取得しており、政界再編につながる可能性がある。

UMNOのザヒド総裁は7日付の声明で、新型コロナウイルスの感染抑制の失敗や議会制民主主義の軽視などを理由に、ムヒディン氏への支持を即刻打ち切ると表明した。まず後任の暫定首相を選んだうえで、新型コロナの収束後に総選挙を実施すべきだと主張した。

今後UMNOが連立離脱を実行し、ムヒディン氏が過半数の議員の支持を失った場合、政界は流動化し、マハティール氏のような第三極の勢力が影響力を増す可能性がある。

マハティール氏は8日の記者会見で「政局には関心がない」と述べ、ムヒディン氏に対する辞任要求への直接の言及を避けた。新党に所属する下院議員は4人にとどまるため、当面情勢を見極めながら、存在感を発揮する局面を探っているとみられる。』