中国、預金準備率の引き下げ検討 中小の資金繰り支援

中国、預金準備率の引き下げ検討 中小の資金繰り支援
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB07DNZ0X00C21A7000000/

『【上海=土居倫之】中国国務院(政府)は7日開いた常務会議で、市中銀行から強制的に預かるお金の比率を示す「預金準備率」の引き下げなど緩和的な金融政策を検討していると明らかにした。中小企業の資金繰りを支援する狙い。実施時期は「適切な時期」として具体的には明らかにしなかった。

預金準備率を下げると、市中銀行が人民銀行に預けるお金が減り、その分、貸し出しなどに回すお金が増える。中国では商品市況高騰で原材料の仕入れ負担が増した中小・零細企業の経営が悪化しており、銀行に中小零細向けの貸し出しを増やすよう促す狙いだ。

中国では地方銀行や農村商業銀行など貸出先に中小企業が多い銀行に絞って、預金準備率を引き下げるケースがある。中国人民銀行(中央銀行)は2020年4月、農村商業銀行などを対象にした預金準備率の引き下げを発表した。』

渡部恒雄
笹川平和財団 上席研究員

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ひとこと解説 中国経済の専門家によれば、中国には、日本のような信用保証協会はなく、多くの中小・零細企業が、市中の高利の「闇金融」を使っているようです。政府の措置は、中小企業の経営悪化が、共産党政権への不満に向かわないようにする政治的な意図があるのでしょう。