米高官、台湾独立「支持せず」

米高官、台湾独立「支持せず」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06DMI0W1A700C2000000/

『【ワシントン=永沢毅】米国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官は6日、台湾との関係について「強力で非公式な関係を支持しているが、独立は支持しない」と述べた。中国大陸と台湾は1つの国に属するとする「一つの中国」政策を歴代米政権と同じく踏襲する立場を改めて示した。

米シンクタンクのイベントで語った。歴代の米政権は台湾問題について1972年の米中共同声明などで当事者による「平和的解決」を支持してきた。台湾による一方的な独立は支持しない立場をとってきた。中国の武力侵攻を誘発してむしろ情勢を不安定にしかねないためだ。

キャンベル氏は「台湾は平穏な暮らしを送る権利があると確信している。国際社会で役割を果たす姿をみたい」と述べ、国際機関からの台湾排除を推進する中国を批判した。「私たちは台湾海峡を巡って抑止のメッセージを送ってきた」とも強調。中国が強権的な統治を強める香港を引き合いに「中国が国際秩序に完全に反する措置をとれば、国際社会がしかるべく対応をするというシグナルを発することが必要だ」と語った。

初の米中首脳会談に関しては、10月にイタリアで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議を念頭に「そう遠くないうちになんらかの関与があると期待している」と述べ、実現に向けた環境整備を進める立場を示した。また、米軍のアフガニスタン撤収が完了すれば「中国はアフガンに関与する機会となるととらえるだろう。彼らは思った以上に事態が不安定だととらえている」と指摘した。』