かっぱ寿司、業界4位に低迷で焦り? 営業秘密侵害疑い

かっぱ寿司、業界4位に低迷で焦り? 営業秘密侵害疑い
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC05BUY0V00C21A7000000/

『かつて回転ずし最大手だったカッパは現在は業界4位。安価なネタを提供することで成長してきたが、「安かろう、悪かろう」のイメージが定着したことが、逆にマイナスとなった。14年にコロワイドの傘下に入り、鮮度の高いネタを提供することで経営再建に乗り出したが、成長市場の回転ずし業界にあって最近では前年売上高を下回る状況が続いていた。

新型コロナウイルスの感染拡大で外食産業全体に低迷が続く。ただ、回転ずしは持ち帰りもしやすい業態のため、比較的影響が少ないと言われる。最大手の「スシロー」の既存店売上高は20年9月期に19年9月期比5.1%減だった。一方、カッパの21年3月期の既存店売上高は20年3月期比15.4%減。20年7月にウナギをふんだんに使ったちらしずしを投入するなどメニューの拡充策を講じたが、不発に終わった。

もともとの低迷に加えてコロナ禍で同業他社にも差をつけられた。この状況で招かれた形の田辺氏が功を急いだ焦りが不適切な行為を招いたのではないかとの声が外食業界の関係者から聞かれる。不正に得た情報で、「好立地の出店場所を探す時の参考にしたい思惑があったのでは」との見方もある。』

『外食産業は人気の業態やメニューが登場すると、すぐに参考にしてメニュー開発する企業が出てくる。コロナ禍でからあげが人気となると、からあげ業態が急増したのはその一例だ。人材の流動性も高く、「ノウハウを簡単に再現できるため、競合会社からの転職は重宝される」(外食関係者)との指摘もある。カッパの現経営陣も外部企業の出身者が多い。垣根の低い外食特有の構造が、今回のおきて破りの行動を招いた恐れもありそうだ。』