「国会の判断」当面進展せず 自民、集約先送り―夫婦別姓

「国会の判断」当面進展せず 自民、集約先送り―夫婦別姓
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062301123&g=pol

※ 賛成、反対…、どっちに「集約」しても、一定の支持層が離れて、票を減らすことになる…。

※ 「問題先送り」するに、如くは無い…。

※ 「一票の格差」の問題のように、最高裁から「国会の怠慢」の「お𠮟り」を受けることも無いしな…。

※ 「一票の格差」の問題の場合は、「民主制」の大前提たる「投票制度」「一票の価値の平等」の問題だ…。

※ 憲法上も明確に、「現実的に、でき得る限りの平等を図る」という価値判断が成立するところだろう…。ここに異論は、無いだろう…。

※ しかし、「夫婦同氏」「家族同氏」の価値は、人によって様々な考え・価値判断があり得るところだ…。

※ 必ずしも、「一方向に収れんする」というわけのものでも無い…。

『夫婦別姓に関する憲法判断が注目を集めた23日の最高裁決定は、別姓を認めない現行法の規定を合憲とする一方、制度の在り方は「国会で判断されるべきだ」とし、選択的夫婦別姓制度導入の是非の判断を再び立法府に委ねた。ただ、党内で賛否が伯仲する自民党は意見集約を次期衆院選後に先送りしており、当面は進展しそうにない。
自民、衆院選前の意見集約先送り 夫婦別姓、党内の溝埋まらず

 自民党の下村博文政調会長は決定後、記者団に「わが党にも多様な意見がある。衆院選が終わってから本格的に議論し、方向性を見極めていきたい」と語った。

 自民党内では昨年12月、選択的夫婦別姓をめぐる議論がまとまらず、政府の第5次男女共同参画基本計画から「選択的夫婦別氏」の文言が抜け落ちた経緯がある。同党は今年4月、新たに設けたワーキングチームで議論を再開したが、先にまとめた論点整理では「司法の判断も踏まえ、さらなる検討を進める」と記すにとどめた。

 党内の賛成、慎重両派の議員連盟は23日、それぞれ談話を発表。賛成派議連は選択的夫婦別姓について「(最高裁の)指摘を重く受け止め、一日も早く実現できるよう活発に活動する」と訴え、慎重派議連は「国民が懸念する子に与える影響や社会的混乱、財政的コストの観点から冷静かつ慎重な議論を行う」と強調した。

 別姓賛成の公明党の竹内譲政調会長は記者会見で「時代はものすごい勢いで変わっている。自民党の活発な議論を期待する」と注文を付けた。

 立憲民主党など野党は次期衆院選で別姓推進を訴え、自民党との対立軸としてアピールする方針だ。立民の安住淳国対委員長は記者団に「自民党とわれわれの一番の違い。世界標準に改めることを総選挙で訴えたい」と表明。共産党の穀田恵二国対委員長は会見で「国会で壁になっているのは自民党の一部。理屈にならない理屈で反対している。時代錯誤だ」と指摘した。』

銀行の暗号資産保有を規制

銀行の暗号資産保有を規制 資本積み増し求める―バーゼル委案
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062300744&g=int

『【フランクフルト時事】主要国の金融監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会はこのほど、銀行の暗号資産(仮想通貨)保有に対する規制案を発表した。株や債券に比べてリスクの高い暗号資産を保有する場合、大幅な自己資本の積み増しを求める。価格変動の大きいビットコインなどへの投資で銀行が多大な損失を被り、金融システム全体に不安が広がる事態を回避するため、保有を抑制する狙いがある。

 規制案では、価値を裏付ける資産の有無によって暗号資産を2種類に分類。このうちビットコインのように裏付け資産がないものについては、保有額と同額以上の資本積み増しを銀行に求める。法定通貨を裏付け資産とする「ステーブルコイン」や、株式・債券といった伝統的な資産を裏付けとし、価値が安定している暗号資産を保有する場合は、大幅な資本積み増しの対象にはならない。』

大韓民国海軍

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E6%B0%91%E5%9B%BD%E6%B5%B7%E8%BB%8D

 ※ 調べてみると、以下のように「世界有数」の海軍の陣容だ…。

 ※ 米国の立場では、当然、「軍事同盟国」として、米国の「世界戦略」に沿った形で、その「力(ちから)」を使いたいわけだ…。

 ※ 日本国の海自も、ご同様の話しだ…。

『装備
艦艇
2014年5月現在。『2014-2015 ROK Military Weapon Systems』より。

歴代艦艇については「大韓民国海軍艦艇一覧」を参照。

通常動力型潜水艦

ドサン・アンチャンホ級(3隻建造中、1隻計画中)
島山安昌浩(SS-083 ドサン・アンチャンホ Dosan Ahn Changho) – 2020年就役予定
安武(SS-085 アン・ム Ahn Mu) – 建造中
李東寧(SS-086 イ・ドンニョン Yi Dong-nyeong) – 建造中
李奉昌(SS-087 イ・ポンチャン Lee Bong-chang) – 計画中

214型×9(9隻就役)

孫元一(SS-072 ソン・ウォンイル Son Wonil) – 2007年
鄭地(SS-073 チョン・ジ Jeong Ji) – 2008年
安重根(SS-075 アン・ジュングン An Junggeun) – 2009年
金佐鎮(SS-076 キム・ジャジン Kim Chwachin)- 2014年
尹奉吉(SS-077 ユン・ポンギル Yoon Bonggil)- 2016年
柳寬順(SS-078 ユ・グァンスン Ryu Gwansun)- 2017年
洪範図(SS-079 ホン・ボムド Hong Beomdo) – 2018年
李範奭(SS-081 イ・ボムソク Lee Beomseok) – 2019年
申乭石(SS-082 シン・ドルソク Shin Dolseok) – 2020年

張保皐級×9

張保皐(SS-061 チャン・ポゴ Jang Bogo) – 1993年
李阡(SS-062 イ・チョン Lee Chun) – 1994年
崔茂宣(SS-063 チェム・ソン Choi Muson) – 1995年
朴葳(SS-065 パク・イ Park Wi) – 1996年
李従茂(SS-066 イ・ジョンム Lee Jongmu) – 1996年
鄭運(SS-067 チョン・ウン Jeong Un) – 1997年
李純信(SS-068 イ・スンシン Lee Sunsin) – 1999年
羅大用(SS-069 ナ・デヨン Na Daeyong) – 2000年
李億祺(SS-071 イ・オッギ Lee Eokgi) – 2001年

駆逐艦
セジョン・デワン級×3

世宗大王 (DDG-991 セジョン・デワン Sejong Daewang) – 2008年
栗谷李珥 (DDG-992 ユルゴク・イイ Yulgok Yi I) – 2010年
西厓柳成龍 (DDG-993 ソエ・リュ・ソンニョン Seoae Yu Seong ryong) – 2012年
チュンムゴン・イスンシン級×6
忠武公李舜臣(DDH-975 チュンムゴン・イスンシンChungmugong Yi Sun-Shin) – 2003年
文武大王(DDH-976 ムンム・デワン Moonmu Daewang) – 2004年
大祚栄(DDH-977 テ・ジョヨン Dae Joyoung) – 2005年
王建(DDH-978 ワン・ゴン Wang Geon) – 2006年
姜邯賛(DDH-979 カン・ガムチャン Gang Gamchan) – 2007年
崔瑩(DDH-981 チェ・ヨン Choi Young) – 2008年

クァンゲト・デワン級×3

広開土大王(DDH-971 クァンゲト・デワン Kwanggaeto Daewang) – 1998年
乙支文徳(DDH-972 ウルチ・ムンドク Eulji Mundok) – 1999年
楊万春(DDH-973 ヤン・マンチュン Yang Manchun) – 2000年
フリゲート

ウルサン級×4

全南(FF-957 チョンナム Jeonnam) – 1989年
済州(FF-958 チェジュ Jeju) – 1990年
釜山(FF-959 プサン Busan) – 1993年
清州(FF-961 チョンジュ Chungju) – 1993年

インチョン級×6

仁川(FF-811 インチョン Inchon) – 2013年
京畿(FF-812 キョンギ Kyonggi) – 2014年
全北(FF-813 チョンブク Jeonbuk) – 2014年
江原(FF-815 カンウォン Gangwon) – 2015年
忠北(FF-816 チュンブク Chungbuk) – 2015年
光州(FF-817 クァンジュ Gwangju) – 2016年
テグ級×1(3隻建造中、4隻計画中)
大邱(FF-818 テグ Daegu) – 2018年
慶南(FF-819 キョンナム Gyeongnam)- 2021年
ソウル(FF-821 Seoul)- 建造中
東海(FF-822 トンヘ Donghae)- 建造中

コルベット

ポハン級×12

原州(PCC-769 ウォンジュ Wonju) – 1989年
安東(PCC-771 アンドン Andong) – 1989年
城南(PCC-773 ソンナム Songnam) – 1989年
富川(PCC-775 プチョン Buchon) – 1989年
堤川(PCC-776 チェチョン Jaechon) – 1989年
秦川(PCC-777 テチョン Daechon) – 1989年
束草(PCC-778 ソクチョ Sokcho) – 1990年
栄州(PCC-779 ヨンジュ Yongju) – 1990年
南原(PCC-781 ナムウォン Namwon) – 1990年
光明(PCC-782 クヮンミョン Gwangmyong) – 1990年
申城(PCC-783 シンスン Sinhung) – 1993年
光州(PCC-785 クァンジュ Gwangju) – 1993年

ミサイル艇

ユン・ヨンハ級(コムドクスリA型)ミサイル艇×18

尹永夏(PKG-711 ユン・ヨンハ Yoon YoungHa) – 2008年
韓相国(PKG-712 ハン・サングク Han Sangguk) – 2011年
趙天衡(PKG-713 チョ・チョンヒョン Jo Cheonhyeong) – 2011年
黄道顯(PKG-715 ファン・ドヒョン Hwang Dohyun) – 2011年
徐厚源(PKG-716 ソ・フウォン Suh Hoowon) – 2011年
朴東赫(PKG-717 パク・ドンヒョク Park Donghyuk) – 2011年
玄時学(PKG-718 ヒョン・シハク Hyun Sihak)
鄭兢謨(PKG-719 ジョン・グンモ Jung Geungmo) – 2011年
池徳七(PKG-721 ジ・ドクチル Ji Deokchil) – 2011年
林炳来(PKG-722 イム・ビョンレ Lim Byeongrae) – 2013年
洪時旭(PKG-723 ホン・シウク Hong Siuk) – 2013年
洪大善(PKG-725 ホン・デソン Hong Daeseon) – 2013年
韓文植(PKG-726 ハン・ムンシク Han Munsik) – 2014年
金昌学(PKG-727 キム・チャンハク Kim Changhak) – 2014年
朴東鎭(PKG-728 パク・トンジン Park Dongjin) – 2014年
金寿鉉(PKG-729 キム・スヒョン Kim Soohyun) – 2014年
李秉哲(PKG-733 イ・ビョンチョル Lee Byungchul) – 2014年
全炳翼(PKG-732 ジョン・ビョンイク Jeon Byeongik) – 2018年
哨戒艇

新型チャムスリ級高速艇×4(他12隻計画中)[4]

PKMR-211~214
チャムスリ級×52
PKM-212~PKM-375

強襲揚陸艦

ドクト級×1(1隻建造中, 1隻計画中)

独島(LPH-6111 ドクト Dokdo) – 2007年
馬羅島(LPH-6112 マラド Marado) – 2020年就役予定

戦車揚陸艦(LST)

コージュンボン級×4

高峻峰(LST-681 コージュンボン Kojoon Bong) – 1993年
毘盧峰(LST-682 ビロボン Biro Bong) – 1997年
香炉峰(LST-683 ヒャンロボン Hyangro Bong) – 1999年
聖人峰(LST-685 ソンインボン Seongin Bong) – 1999年
チョナンボン級×3 (1隻建造中)
天王峰(LST-686 チョナンボン Cheonwang Bong) – 2014年
天子峰(LST-687 チョンジャボン Cheonja Bong) – 2017年
日出峰(LST-688 イルチユルボン Ilchul Bong) – 2018年
露積峰(LST-689 ノジョンボン Nojeok Bong) – 2018年

中型揚陸艇(LCM)

LCM8級×10

エアクッション型揚陸艇

露ツァプリャ型×3

LSF-621 – 2005年
LSF-622 – 2006年
LSF-623 – 2006年

ソルゲ型×2

LSF-631 – 2007年
LSF-632 – 2007年

機雷敷設艦

元山(MLS-560 ウォンサン Wonsan) – 1997年
ナムポ級(1隻引き渡、1隻艤装中)
南浦(MLS-570 ナムポ Nampo) – 2018年
元山(MLS-??? ウォンサンし Wonsan) –

機雷掃討艇

スワロー型×6

江景(MHC-561 カンケン Kangkyeong) – 1986年
康津(MHC-562 カンジン Kangjin) – 1991年
高霊(MHC-563 コリョン Koryeong) – 1991年
金甫(MHC-565 キンポ Kimpo) – 1993年
高敞(MHC-566 コチャン Kochang) – 1993年
錦和(MHC-567 クムワ Kumwha) – 1994年

掃海艇

ヤンヤン級×3

襄陽(MSH-571 ヤンヤン Yangyang) – 1999年
甕津(MSH-572 オンジン Ongjin) – 2004年
海南(MSH-573 ヘナム Haeham) – 2005年

海洋観測艦

各型×18

(Pusan 801)、(Pusan 802)、(Pusan 803)、(Pusan 805)、(Pusan 806)、(Pusan 810)、(821 Ch’ungnam)、(831 Kangwon)、201-204、208-209、215-217、220

救難潜水艇

DSRV2

潜水艦救難艦

清海鎮(ASR-21 チョンヘジン Cheonghaejin) – 1996年

救難艦

トンヨン級×2

統営(ATS-31 トンヨン Tongyeong) – 2014年
光陽(ATS-32 クァンヤン Gwangyang) – 2016年

補給艦

ソヤン級

昭陽(AOE-51 ソヤン Soyang) – 2018年
チョンジ級×3
天地(AOE-57 チョンジ Chunjee) – 1990年
大清(AOE-58 テチョン Daechung) – 1997年
華川(AOE-59 ファチョン Hwachun) – 1998年

練習艦

ハンサンド級

閑山島(ATH-81 ハンサンド Hansando) – 2021年

試験艇

先進(AGS-11 せんしん Sunjin) – 1993年

港内曳船

各型×10

東アジアの国では珍しく、艦名に人物の名を用いることが多い。主に海軍で功績を挙げた人物や韓国史の英雄から採用されており、ハングル(訓民正音)を制定した世宗大王、朝鮮出兵で活躍した李舜臣[5]および彼を抜擢した柳成龍、高句麗の中興に寄与した広開土王が歴代主力艦に命名されている。さらに伊藤博文を暗殺したテロリスト安重根の名を潜水艦に命名している。また、領有権を主張して占拠している竹島の韓国名である独島を強襲揚陸艦に命名した。

航空機
2014年5月現在。『2014-2015 ROK Military Weapon Systems』より。

固定翼機

ロッキード P-3C/P-3CK オライオン×8/8

ランス・セスナ F406 キャラバン2×5

回転翼機

ウェストランド リンクス Mk.99/99A×11/12
ウェストランド AW159×8
アエロスパシアル SA316B/SA319B アルエット3×5
シコルスキー UH-60P ブラックホーク×8
シコルスキー MH-60R シーホーク×12[6]
ベル UH-1 イロコイ×8

課題
アジア通貨危機以降、韓国軍は全体に予算削減傾向にあるが、特に艦船建造費が嵩む韓国海軍では慢性的な予算不足に陥っている。特に高価なイージスシステムを有する世宗大王級ではこの問題が顕著に現れており、搭載する武器が半分不足する状態になったり[7]、建造費が嵩み内部機器の国産化が遅れている事から、世宗大王級の建造を当初の6隻から3隻へと削減するなど、計画の遅れが顕著となっている。

これに対して韓国政府は、民間資本で建造した艦船を買い取り、資金分配すると言う船舶建造ファンドを推進しているが、2008年の金融危機の折、さらに配備が遅れていると言うのが現状である。一方で、民間企業の受注合戦は熾烈で、李舜臣級駆逐艦の6番艦「崔瑩」は1番艦「忠武公李舜臣」より200億ウォンも安く落札されている。

慢性的な予算不足は航空機の能力不足にも表れており、運用するUH-60 ブラックホークは塩害対策が十分でなく防錆仕様になっておらず、回転翼の折り畳み機構を有さない[8]という、海軍艦載機としては致命的な欠点を有していた。ただし、この問題は2019年にMH-60R シーホークを対外有償軍事援助で12機する[6]などで解決しつつある。

2015年1月21日には、黄海に配備されているコムドクスリ級ミサイル高速艇「黄道顕」の76ミリ砲が誤作動し、砲弾1発が誤って発射された。この76ミリ速射砲はヒュンダイWIA社がオットー・メラーラ社の76ミリ砲をコピーしたものであり、オットー・メララ社は「コピー品だ」として特許侵害と営業損害で同社を訴えていた[9]。』

ロシアとの関係を考慮?韓国、米国が要請した黒海連合海上訓練に「不参加」表明

ロシアとの関係を考慮?韓国、米国が要請した黒海連合海上訓練に「不参加」表明=韓国ネット「正しい判断」
https://news.livedoor.com/article/detail/20415407/

『2021年6月23日、韓国・MBNによると、米国が黒海でウクライナ海軍と実施する連合海上訓練に韓国を招待したが、韓国国防部は「不参加」の立場を示している。

記事によると、今回の訓練は32カ国から約5000人の兵力、32隻の艦艇、40機の航空機が参加し、上陸作戦、陸上機動作戦、水中浸透作戦、対潜水艦作戦、捜索・救助作戦が実施される。世界各地で発生し得る戦場の状況に対応することを目的とするため、参加する戦力の規模は過去最大だという。

米海軍は21日(現地時間)に発表した資料で韓国を参加国として明記したが、韓国の国防部と海軍は「参加・参観の計画はない」と明らかにした。

韓国が参加要請を拒否した理由について、記事は「ロシアとの関係など朝鮮半島の戦略的環境を考慮した。さらに黒海まで艦艇を送る条件も整っていないため」と分析している。軍事専門家らは同訓練を「軍事活動を強化するロシアをけん制するための措置」とみているという。

これに韓国のネットユーザーからは「いい判断。大国のけんかには関わらないのが一番」「シベリア横断鉄道など韓国の北方政策に致命的だ。不参加が正しい」「黙っていれば中立の立場にいられる」「日本と中国、そして北朝鮮をけん制するためにはロシアとの協力が米国と同じくらい大切」「韓国がそこまで行く理由は全くない」「外交とはこうやって行うものだ」など、韓国政府の決定に賛同する声が数多く上がっている。一方、一部では「仲間外れになる」「素晴らしい経験ができる機会を逃した」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)』

英艦艇に「警告射撃」とロシア

英艦艇に「警告射撃」とロシア 英側は全面否定
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062301360&g=int

 ※ 後述のように、「ロシアによるクリミア併合」を認めるか否かは、各国によって違っている…。

 ※ その立場の違いは、当然、「領海」「公海」の領域の解釈の違いにも、反映されることになる…。

『【モスクワ時事】インタファクス通信によると、ロシア国防省は23日、英海軍の駆逐艦が黒海で領海を「侵犯」したとして、国境警備艇と爆撃機が警告射撃と航路への爆撃を行ったと発表した。一方、英国防省はツイッターで「駆逐艦に向けた警告射撃は行われていない」とロシア側の発表を全面否定した。
 現場はロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島沖。英国防省は「英海軍艦艇は国際法に基づきウクライナ領海を通過している」と説明した。』

ロシアによるクリミアの併合
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%81%AE%E4%BD%B5%E5%90%88

海洋覇権目指す中国 「民族的屈辱」が原点

海洋覇権目指す中国 「民族的屈辱」が原点―共産党創立100年
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062300816&g=int

『【北京時事】中国共産党は7月、1921年の創立から100年を迎える。かつて山中で敵から逃げ回っていた共産党が率いる中国は世界第2位の経済大国となったが、歴史観は「民族の屈辱」に根差している。「屈辱」に復讐(ふくしゅう)するかのように、中国は既存の秩序を揺るがし、海洋覇権を確立する動きを活発化させている。

対中国にらみ「足場固め」 同盟修復、対ロ「戦略的安定」―米大統領、外遊終える

 ◇毛沢東の夢

 「中国は外国軍の侵略に何度も見舞われ、海洋権益は深い屈辱を受けた」。49年4月の中国海軍設立を記念する「中国人民解放軍海軍誕生地記念館」(江蘇省泰州市)は、清朝が英国に敗北したアヘン戦争(1840~42年)から展示が始まる。
 共産党最高指導者だった毛沢東は内陸でゲリラ戦を展開した末、1949年10月に中華人民共和国を成立させた。一方で海洋への思い入れも強かった。毛は建国間もない時期に「100年以上にわたり侵略のほとんどは海からだった。必ず強大な海軍をつくらなければいけない」と指示した。

 発足当初の中国海軍は国民党や日本軍から接収した艦艇や装備が目立った。「強大な海軍」には莫大(ばくだい)な資金が必要だが、毛は「大躍進」政策や文化大革命で中国経済を混乱に陥れた。予算が限られる中、毛は核兵器開発を優先。建国後も長期間、沿岸を警備する程度の力しかなかった。

 海軍増強が本格化したのは毛の死後。70年代後半に実権を握ったトウ小平による改革開放政策で経済発展の道が切り開かれてからだ。それでも「屈辱」は続いた。共産党政権は96年、台湾での初の直接総統選を前に周辺海域にミサイルを撃ち込み威嚇した。しかし、米国が2隻の空母を派遣すると自制を余儀なくされた。当時の中国には米軍の空母に対抗する手段はなかった。

 ◇習氏の「新時代」

 2012年に共産党総書記となった習近平氏は「中華民族の偉大な復興」を掲げる。柱の一つが「世界一流の海軍」の実現。習氏はアヘン戦争以来の苦難を克服し、中国人が強くなる「新時代」に入ったと宣言した。

 中国海軍の艦艇数はいまや約360隻と推定され世界一。空母や強襲揚陸艦のように兵力を海外に展開できる大型艦の建造が急ピッチで進む。毛が夢見た「強大な海軍」は約70年でほぼ達成したかに見える。

 一方、実力を蓄えた中国が南シナ海や東シナ海で進める力ずくの現状変更は周辺国に大きな脅威をもたらしている。現在、中国の海外基地はアフリカのジブチだけだが、軍事情報会社ジェーンズによると、中国が軍事拠点化する可能性のある港はアジアやアフリカを中心に18カ所に上る。

 これらの動きは中国では「『民族の屈辱』を晴らす共産党の大きな業績」(党関係者)と見なされている。強硬路線を維持したまま、習氏は来秋の党大会後も政権を担う構えだ。』

「ドイツ以上の友いない」

「ドイツ以上の友いない」 ブリンケン米国務長官、メルケル首相と会談
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062400261&g=int

『【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相は23日、ベルリンでブリンケン米国務長官と会談した。ブリンケン氏の訪独は初。ブリンケン氏は共同記者会見で「米国にとって世界でドイツ以上の同盟国、友人はいない」と述べ、トランプ前政権から一転して関係改善の姿勢を強調した。
 メルケル首相も、米国が国際協調姿勢に復帰したことを歓迎。両国は気候変動などの国際的課題に協力して対応する「責任を認識している」と語った。』

アフガニスタン政府、半年で崩壊も

アフガニスタン政府、半年で崩壊も 米情報機関が分析―WSJ紙
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062400308&g=int

『【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は23日、米情報機関による分析結果として、アフガニスタン政府が駐留米軍の完全撤収後、早ければ半年程度で崩壊する可能性があると報じた。
テロ組織、2年で復活も アフガン危険度「中程度」―オースティン米国防長官

 情報機関は当初、アフガンのガニ政権が米軍撤収後、2年程度は持ちこたえると予想していた。だが、反政府勢力タリバンがアフガン北部などで攻勢を強めており、最新の分析では6~12カ月で崩壊する恐れがあると指摘しているという。
 アフガン政府とタリバンの和平交渉は停滞し、政治的解決の見通しは立っていない。一方、米軍は既に5割以上の部隊を引き揚げており、早ければ7月に撤収を完了する。米政府内には基地の引き渡しを延期し撤収ペースを落とすべきだという意見もあったが、バイデン大統領が許可しなかった。
 カービー国防総省報道官は21日の記者会見で「状況は流動的で、撤収ペースや規模を変える必要があれば、それに対応すべく柔軟性を維持する」と強調した。ただ、同時テロから20年の節目を迎える9月11日までの完全撤収という目標を変える計画はないと明言した。』

「CHIPs funding should feed the future, not the corporate trough」

Bryan Clark and Dan Patt 記者による2021-6-22記事「CHIPs funding should feed the future, not the corporate trough」
https://st2019.site/?p=17044

『米国が必要とするマイクロチップが足りていない。米国内製が無い。台湾のTSMC製や韓国のサムスン製に頼るようではいざというとき困る。
 そこで連邦議会は「チップ法」を成立させ、連邦政府が半導体工場に公的資金を投資できるようにした。

 しかし、政府のカネは、チップ量産工場の新しいプラントの建設などに使われるべきではない。

 既存の国内メーカーが、台湾メーカーや韓国メーカーよりも税金やインセンティヴに関して不利にさせられている、「経営コスト」の不公平なギャップを埋めるために、政府の資金を投ずるべきである。まず既存工場の経営を、楽にしてやれ。

 そのあと、どんな工場を建設し、どんな製造機械を据えるかは、各私企業が決めればいいのだ。

 ※自動車用とゲーム用(これは巨大サーバー拠点用でもある)のチップに限れば、生産力の「弾撥性」がキーワードなのである。ある時点の需要以上の製造能力をメーカーが寝かせておくとそれに税金がかかる、そのような制度ではダメなのである。

 マイクロチップや医療製品の大量生産能力の有事弾撥性を担保している「休止プラント」に関してはかんぜんに免税されるという優遇措置が必要なのだ。スマホ用の最先端チップに関しては、必要なのは工場ではなく、国の予算で運営される基礎研究所だろう。軍用チップもそこでしか開発できないはずだ。』

「我々の国民年金制度は事実上の詐欺。いずれ破綻する」

 ※ まあ、「他山の石」にしないとな…。

 ※ 日本国は、大丈夫なんだろうな…。

韓国年金学会会長「我々の国民年金制度は事実上の詐欺。いずれ破綻する」……あ、言っちゃった: 楽韓Web
http://rakukan.net/article/482140214.html

「韓国の国民年金は事実上の詐欺」…次期年金学会長が衝撃の暴露
https://japanese.joins.com/JArticle/279977 

『「ある時点で未来の世代の反乱が起こるだろう」。

次期韓国年金学会会長の李昌洙(イ・チャンス)崇実大教授(情報統計保険数理学科)が最近、年金学会・人口学会学術大会に討論者として出席し、このように述べた。年金改革の遅延が未来の世代にどれほど多くの負担を与えるかという点を指摘しながらだ。李教授は「フランスは高齢化社会(65歳以上が人口の7%)から超高齢社会(20%)に移るのに157年かかったが、韓国は27年しかかからない」とし「我々の社会はジェットコースターに乗るような感じだ」と話した。

政府は2018年に国民年金の財政を見直した際(第4次財政再計算)、出生率を1.24-1.38人と仮定した。その結果、2065年には生産可能人口1人が0.9人の高齢者を扶養するということだった。しかし実際の出生率は昨年0.84人にすぎず、今年は0.7人台と予想される。

李教授は「出生率を1.05人(2017年)としても生産可能人口1人が高齢者を1人以上(1.05人)扶養しなければいけないが、現実的に可能だろうか」と憂慮した。出生率を1.05人と仮定しても基金減少時期(2057年)の赤字は124兆ウォン(約12兆円)から239兆ウォンに増える。基金運用収益率が0.5%ポイント低下すれば2055年に、1%ポイント低下すれば2053年に基金が枯渇するという。

李教授は「グラフが急転直下する。深刻だ」とし「2088年に1京4000兆-1京8000兆ウォンの赤字が累積するが、これを未来の世代が負担できるだろうか」と強調した。

李教授によると、2065年に国民・私学・公務員・軍人など公的年金の財政赤字を埋めるには、その年の政府予算の22.8%を投入しなければならない。出生率を1.05人と仮定した場合24%を投入するというのが、李教授の推計だ。現在の公的年金は収支相等(保険料負担が保険金給付額と等しい)原則に合わないためこうした問題が発生する。

李教授は「現在の年金制度は一種のポンジ・スキーム(出資金詐欺)のようで、後世代にずっと負担を転嫁する」と指摘した。続いて「百年大計の公的年金に対して5年任期の大統領が絶対的な権限を行使しているのが現実」とし「公的年金は政治失敗の可能性が高く、政界からの独立が保障されなければいけない」と述べた。さらに「(今の問題は)当局者の責任感欠如によるものであり、これに便乗して声を出さない専門家も反省しなければいけない」と指摘した。

ユン・ソクミョン現年金学会会長も同学術大会で「主な政策決定者がカルテルを形成して情報を遮断している。人口構造が世界で最も良くないが、(年金改革は)最も遅く進んでいる」と述べた。

(引用ここまで)』

すでに始まった金融引き締めフェーズ(NY特急便)

すでに始まった金融引き締めフェーズ(NY特急便)
米州総局 田口良成
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN23F870T20C21A6000000/

『23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に反落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による前日の議会証言で、早期利上げの過度な警戒感は和らいだ。次のシナリオをどう描くか。前提として浮上するのが、金融引き締めはすでに始まっているとの見方だ。』

最高裁、夫婦別姓認めず

「いつになったら選べますか」 最高裁、夫婦別姓認めず
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFE22CDF0S1A620C2000000/

『夫婦同姓を定めた民法と関連する戸籍法の規定について、最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)は23日、家事審判の特別抗告審決定で「合憲」とする判断を示した。合憲判断は2015年以来だ。婚姻や家族のあり方は時代と共に変わっていくと思っていたが、最高裁の判断は6年を経ても変わらなかった。私たちは120年以上前に作られた枠組みの中でこれからの時代を生きることになる。

すでに日本は国際社会の中で異質な存在だ。夫婦同姓を強いる国など世界中でほかに見当たらない。独メルケル首相も夫婦別姓を選択しており、今の夫の姓はザウアー氏だ。ニュージーランドのアーダーン首相とパートナーであるゲイフォード氏との間に生まれた娘は両方の姓を持つ。

日本では社会的な圧力からほとんどの妻が夫姓に変えているとして、国連は再三にわたって是正勧告を出している。名前は個人を特定するものであり、生まれたときからの名はアイデンティティーでもある。平均初婚年齢が30歳前後となった現在では男女とも婚姻前にキャリアや信用、人脈、資産を積んでおり、改姓に伴う負担は大きい。

こうした問題に対して政府が提案するのは、別姓ではなく旧姓の通称利用だ。

職場で共に働く仲間が旧姓を利用していれば、本名はなかなかわからない。だから子どもの緊急時に保育所から勤め先に親の戸籍名で問い合わせが入っても、つながりにくくなる。海外の学会に参加しようにもパスポート名と一致しない。同一人物であると証明するためには多大な手間が求められる。特に研究者など国際社会で活躍する人ほど不利益を被る。

パスポートなどを旧姓併記にしても旧姓と戸籍姓の連続性が国際的に証明できるわけではない。外務省によると旧姓を併記する国は少なく、入国時に入国管理当局から説明を求められるケースがあるという。世界的に本人認証が厳格化する中、「私は田中花子ですが、佐藤花子も私です」と言えば〝なりすまし〟と疑われても仕方がない。

企業の負担も大きい。内閣府が17年に公表した調査では旧姓使用を認めている企業は45.7%にとどまった。企業経営者らは「名字の変更や使い分けに対する負荷をビジネスの現場に押しつけており、企業の生産性を下げる一因となっている」などとしてこの春、「選択的夫婦別姓の早期実現を求めるビジネスリーダー有志の会」を発足させた。

少子化で一人っ子の多い時代、婚姻によって実家の名前は次々と消滅していく。家族や先祖を大切に思い、実家の姓を守りたい一人っ子同士が結婚できないという問題は地方で深刻だ。別姓を通すため事実婚を選択するカップルも少なくない。

だが事実婚で家族をつくることに日本の制度は十分対応できていない。先進国の中でも出生率の高いフランスなどは婚外子が半分以上を占めるが、日本は婚外子の割合が著しく低く、出生数の減少スピードは加速している。家族を守るための法律が、家族を守り継承させたいと願う人の未来を奪ってはいないだろうか。

法務省の法制審議会が選択的夫婦別姓制度の導入を答申して四半世紀。当時うまれた子どもたちは大人になり、親世代が先送りしてきた問題に直面している。

30歳未満の若者でつくるプロジェクト「#男女共同参画ってなんですか」は昨年、第5次男女共同参画基本計画策定に向けて若者の意見1000件以上をとりまとめた。最も多かったのが「選択的夫婦別姓の早期導入」だ。「現行制度ではお互いの姓のままでいたい人が結婚できない」と主張する。署名活動は5日間で3万筆を集めた。

6年前に最高裁は選択的夫婦別姓について「合理性がないと断ずるものではない」「国会で論ぜられ、判断されるべきだ」とした。だが昨年末の基本計画は、自民党内からの強い反対によって「選択的夫婦別氏(姓)」の文言が削除された上で閣議決定した。

「いつになったら選べますか」。これからの時代を生きる若い世代の問いに、一体誰が答えるのだろうか。

(編集委員 中村奈都子)』

夫婦別姓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AB%E5%A9%A6%E5%88%A5%E5%A7%93

『民法および戸籍法の規定
日本では以下の民法および戸籍法により、日本人間の婚姻の場合、夫婦は同氏と定められている。

民法 第750条(夫婦の氏)
夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。

戸籍法 第74条
婚姻をしようとする者は、左の事項を届出に記載して、その旨を届け出なければならない。
一.夫婦が称する氏
ニ.その他法務省令で定める事項

これに対し、アイデンティティ喪失、間接差別、改氏の不利益[15]などの理由から、別氏のままの婚姻を選択できる制度の導入が検討され、訴訟も起きている[16][17][18][19]。
一方で、改氏する者の不利益は改善されない、別氏の間接強制になりえる、などの主張[20][21]、親子別氏の問題が発生するという主張[22]や、旧姓の通称使用拡大で十分との主張[23]、簡易に氏名変更できるようにする方が先決[24]などの反対論・消極論がある。(「#賛否の論点」参照)』

問われる闘志、視界不良の「ポスト菅」

問われる闘志、視界不良の「ポスト菅」 岸田文雄
2021キーパーソンの夏③
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA291MP0Z20C21A5000000/

『自民党の前政調会長・岸田文雄(63)は5月12日、前首相の安倍晋三(66)、副総理・財務相の麻生太郎(80)の事務所をそれぞれ訪ねた。

自民党総裁選への2人の見通しを聞くためだ。大型連休が明け、国会は残り1カ月あまり。岸田は総裁選は次期衆院選の後とみていた。

尋ねたのは「都議選と衆院解散・総選挙の結果によって、総裁選はどうなるのか」

「政治の一寸先は分からない、ということだな」。岸田は後日、会談内容を周囲に問われてこぼした。その後も2人を頼る「ポスト菅」戦略は視界不良のままだ。

首相の菅義偉(72)を選んだ2020年の総裁選で岸田は2位に終わった。当初は初当選同期で細田派出身の安倍と、自身が率いる宏池会(現岸田派)に縁がある麻生の支持を得る算段だった。細田、麻生両派は菅を推し、岸田は敗れた。

次の総裁選も狙いは同じ。岸田、細田、麻生の3派が結集すれば、党所属国会議員の半数程度になり、勝機が生まれる。

世論調査で岸田が首相候補として人気を集めているとは言いがたい。他派閥や無派閥議員に働きかけようにも「選挙の顔」の印象は薄い。まずは安倍、麻生を振り向かせるのが不可欠になる。

昨年の総裁選前、安倍と麻生の周辺からは「岸田は担いでもらうのではなく自ら闘う姿勢を示さねばならない」と苦言が呈された。「闘う岸田」への脱皮が問われる。

4月25日は天王山の一戦のはずだった。参院広島選挙区の再選挙だ。

広島は岸田の地元で自身も県連会長を務める。宏池会の議員の選出が続き、池田勇人元首相以来「宏池会の牙城」といわれてきた。

19年参院選で岸田派の現職が当時自民党だった河井案里(47)に負けた。4月25日は河井の当選無効に伴う再選挙で、岸田が推す候補は敗北した。

「政治とカネ」の逆風下とはいえ地元での連敗だ。派内でも「岸田は選挙に弱い」との評がでた。

「ぶれぶれでダメだな」。宏池会前会長の古賀誠(80)は5月、事務所を訪ねた岸田派幹部の前で岸田を批判した。

古賀は20年総裁選の後、岸田に「派閥名誉会長を退く」と伝え、21年の同派の政治資金パーティーの案内状から名前も消えた。麻生らが岸田に古賀との関係を断つよう促したとされる。

古賀が矛先を向けたのは岸田が掲げる政策だった。宏池会は安全保障では穏健なハト派、財政が規律重視という印象が党内では強い。総裁選を意識するこの1年で会長の岸田が変わった。

「派閥で議論せずにこんな表明をするのはおかしい。方針転換じゃないか」。派内で異論が出たのが3月のツイッターだ。岸田は「敵基地攻撃能力の保有検討」と打ち出した。

敵基地攻撃能力の保有は安倍が主張してきた政策だ。安倍の出身派閥の細田派は防衛力を重視しタカ派ともいわれた。ハト派の宏池会と安保政策は隔たりがある。

ツイートを読んだ派閥幹部は岸田に迫った。「宏池会の理念から見ると違和感がある。安倍に言われたのか」

岸田は安倍の意向があったか否かを明確に答えなかった。周囲には「宏池会の本質は徹底した現実主義だ」と説いた。

財政も同じだ。岸田は昨秋、大規模な財政出動・金融緩和策の継続を掲げる議員連盟の会長代行に就いた。安倍が会長を務め「リフレ派」議連とも呼ばれた。

岸田は今月、中間層を増やして格差縮小を唱える議連を立ち上げた。

総裁選に向けた「岸田ビジョン」をつくる舞台になる。焦点の安倍、麻生に加え、両氏の信頼が厚い麻生派の党税制調査会長、甘利明(71)が参加した。

甘利は総裁選前から岸田に助言する関係だった。総裁選後の昨年12月には、甘利と岸田、複数の岸田派幹部で会食した。

「まずは派閥の結束を固めるべきだ。人数は少なくても『岸田を死ぬ気でやるんだ』という人がいなければならない」と甘利は訴えた。他派の議員には岸田派は「闘志が足りない」と映る。

「死ぬ気にはなれないよな」。甘利と岸田が退席すると、残った岸田派幹部はこう話した。それから半年。岸田の闘いの記録には広島の敗北が刻まれているだけだ。

(敬称略)』

「デジタル・フォレンジック」…。

中国が隠したい真実 100年目の秘密主義
Angle
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA226210S1A620C2000000/

『「デジタル・フォレンジック」と呼ばれる技術を初めて耳にした人も多かったのではないか。

パソコンやスマートフォンから消されたり、書き換えられたりした電子メールなどの情報を復元する。2020年7月の東芝の株主総会に関する弁護士の報告書は、この技術を駆使して同社と経済産業省の生々しいやり取りを世にさらした。

報告書によると、東芝側には電子メールをほとんど使っていなかった関係者がいるという。前社長兼最高経営責任者(CEO)の車谷暢昭氏である。

いったんデジタルで記録した情報は消せないし、書き換えられない。車谷氏はそれを一番よくわかっていたのかもしれない。

20年夏に米テキサス州ヒューストンの中国総領事館で起きた「事件」を思い出した。大量の書類が燃やされ、消防車が出動する騒ぎになった。

中国と激しく対立していた当時のトランプ米政権が、総領事館の閉鎖を求めた直後だった。中国側が何を燃やしたかはわからない。しかし、外には決して出せない文書であったことは容易に想像がつく。

デジタル化で世界の先端を走る中国も、機密性の高い情報ほどアナログな管理を続けているという話を聞いたことがある。

さもありなん。紙の上にだけ残る記録なら、いざというときは燃やしてしまえばこの世から消せる。

20年末、習近平(シー・ジンピン)国家主席が執務室から演説する様子を伝えた国営中央テレビの映像が印象に残る。

机の上には、共産党内で「赤い機械」と呼ばれる幹部専用の真っ赤な電話機が置かれていた。習氏は指導部のメンバーとこの電話で大事な話をするのだろうか。中国の最高指導者が、電子メールで部下に指示を出す姿は想像しにくい。

中国共産党は7月1日に創立100年を迎える。非合法の革命政党だった当時から、その秘密主義は変わらない。新たな党員は入党式で、いまも100年前と同じように右手の拳を肩の上にあげて「党の秘密を守る」と宣誓する。

何か隠しているのではないか。国際社会は中国への疑念をぬぐえない。

「新型コロナウイルスの起源に関する調査の実施を求める」。英国で13日に閉幕した主要7カ国(G7)首脳会議は声明にこう明記した。念頭にあるのは、ウイルスが武漢の研究所から流出したという説だ。

直後には、米CNNテレビが広東省の原子力発電所から放射性物質が漏れた可能性を報じた。中国政府は「安全は保たれている」と強調しつつ、燃料棒の破損を認めた。CNNが報じなければ、事実を闇に葬っていたかもしれない。

国内に言論や報道の自由がないから、それができる。中国共産党に批判的な香港紙の蘋果日報(アップル・デイリー)は、当局の圧力で発行を続けるのが難しくなった。党の秘密を暴くメディアは、もはや香港でも生きられない。

党が認める情報だけが、ときに都合よく書き換えられて表に出る。そこではデジタル・フォレンジックを使っても、真実をあぶり出すのは難しい。

正しい情報が伝わらなければ、自由で公正な市場は根底から揺らぐ。企業も無縁ではいられない。G7が対中国で結束する理由の一つである。』

マカフィー創業者が死亡

マカフィー創業者が死亡 スペイン拘置所で自殺か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2403R0U1A620C2000000/

『【ニューヨーク=野村優子】米サイバー対策大手マカフィー創業者のジョン・マカフィー被告(75)が23日、スペインの拘置所で死亡しているのが見つかった。スペイン紙エル・ムンドなどが報じた。自殺とみられている。同被告は米国で脱税の罪で起訴されており、スペインの裁判所は同日朝、米国への身柄引き渡しを承認していた。

ロイター通信は同被告の弁護士の話として、独房で首をつって自殺したと報じている。マカフィー被告は米当局に脱税の疑いで国際指名手配され、昨年10月にバルセロナの空港からイスタンブールに向かう便に乗ろうとしていたところを拘束された。所得を第三者名義の暗号資産(仮想通貨)として隠し、納税を免れたといった疑いがあった。

同被告はマカフィーでの成功の後、仮想通貨の宣伝、コンサルタント業務などで稼いでいたという。2016年、米大統領選に出馬すると表明して注目を集めたこともある。』