2020年までの日中貿易公式データの分析と日中関係

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:2020年までの日中貿易公式データの分析と日中関係
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『中国税関総署が2021年4月13日発表した2021年1~3月の貿易統計(ドル建て)によると、過去の1~3月と比べて輸出入ともに過去最高となった。輸出はマスクやパソコン、ワクチンなど新型コロナウイルス関連がけん引した。輸入は資源のほか化粧品など最終製品も伸びた。新型コロナの打撃で落ち込んだ世界貿易の復調ぶりを映している。輸出は前年同期比49%増の7099億ドル(約77兆円)、輸入は28%増の5936億ドルだった。輸出から輸入を差し引いた貿易黒字は1163億ドルとなり、新型コロナの感染拡大で輸出が急減した前年の9倍に膨らんだ。

2019年の日中貿易総額は前年比3.9%減の3150億ドルで、うち中国の対日輸出は1432.3億ドル、日本からの輸入は1717.6億ドル、貿易赤字は285.3億ドルで、2020年の日中貿易総額は前年比0.8%増の3175.38億ドルで、うち中国の対日輸出は1426.64億ドル、日本からの輸入は1748.74億ドル、貿易赤字は322.1億ドルである。

FireShot Webpage Screenshot #356 – ‘【今日の学び】日中貿易これまで中国は10年以上にわたって日本最大の貿易相手国であるが、日中貿易は2011年に3429億ドルのピークに達した後、2012年に尖閣諸島問題をめぐって関係が悪化し、今も完全に回復していない。2015年、中国の対日赤字が73億ドルに減少した後、徐々に増加し、2018年には335億ドルに達していることからも、中国の輸出能力が年々減少している。参照記事

中国が日本から輸入している商品をカテゴリー別に分析すると、2018年のトップ5の輸入商品はそれぞれ、機械・電気機器および部品が852億ドル(47.2%)、精密化学製品(肥料、化粧品など)が203億ドル(11.2%)、車両・船舶などの輸送設備が187億ドル(10.4%)、光学・医療機器が165億ドル(9.1%)、ベースメタル製品(金属製機械など)は149億ドル(8.3%)となっている。この5項目だけで全体のほぼ9割近くを占めている。全体的に見れば、いずれも科学技術系製品のパーツ、または精密生産設備となっている。

一方、日本が中国から輸入している主な商品は「機械・電気製品」「繊維品・原材料」「家具・玩具」などとなっており、2018年の輸入額はそれぞれ、789億ドル、218.8億ドル、107.5億ドルで、日本の中国からの輸入総額の45.5%、12.6%、6.2%を占めている。また、日本は同時に「機械・電気製品」の輸入および輸出大国でもある。日本は技術的含量の高い精密機械・電気製品を多く輸出しているが、同時に中国から一部の低価格で技術的含量が少ない製品も輸入している。日本はそれを利用したり、または加工して輸出している。この分析結果からも、中国よりも日本のほうが経済的・技術的な優位性を持っていることは明らかである。

p1長年にわたって、日中関係は常に摩擦が絶えないにもかかわらず、中国は経済技術協力の強化と「政治と経済の分離」を常に強調してきた。その意図は明白で、中国の虫のいい計算によれば、全面的に日中関係と経済協力を強化すれば、少なくとも2つの利点があるとしている。1つは、現段階で米国から入手できなくなったコア技術のほとんどを日本から得ることができる。2つ目は、日中経済貿易協力を強化すれば、米国に圧力をかけることができる。(中国は、あらゆる手段を講じて日米同盟の仲を裂き、分離、弱体化させようとしている。そのため、中国は、日本が米国の影響力から抜け出したいと吹聴している)中国の企みを日本は当然、理解し、日本は備え持つ経済的、技術的優位性を生かして、また、外交においても、中国に効果的に対抗できると見ていると分析されている。

67fa28b3-s、、、、日中首脳会談が終わり、日米が共同で防衛上も中国へ対抗していくことが明確になったが、今のところ、中国は想像通りの対日非難に留まっているようだ。果たして中国は本音はどうなのか?少なくても日本が、自由主義陣営の中では中国より、はるかに信用度が高いと言う現実と、韓国の様には脅しが効かない事を再認識したのではないだろうか?

1990年代に、日本のバブル経済が崩壊し、それ以来、日本は変革を求め困難な道を歩み、日本の経済的付加価値は2000年以降足踏み状態だが、世界範囲から見れば日本企業は各業界のコア技術をほぼ支配している。また先端技術の十数の分野において、日本は常にトップ3に入っている。この事を中国が再認識したとしても、もう遅しである。

https _imgix-proxy.n8s.jp_DSKKZO7079077007042021PP8000-2確かに中国の「一帯一路」の決断と手腕はすごかったが、行き詰るのも早かった。危機感を持った日本はすでにクワッドやCPTPPの様な、国際的経済投資、貿易、防衛に於いて、あらたな関係を提言し構築した。参照記事

rcep右で日中韓自由貿易協定(FTA)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)、CPTPP(アジア太平洋地域における経済連携協定)で、CPTPPに対し、米国は保留中だが、英国が2021年1月に加盟申請を出し、台湾が2月に加盟申請を検討中と報道されている。この2カ国の動きが、特に台湾の動きが日米首脳会談の結果で加速される可能性があり、中国にとっては大きな節目となるのでは?日米首脳会談を終え、日本はこれから具体的な実施に突き進む。関ヶ原の戦いはこれからだ。 参照記事』