中韓外相「非核化目標を共有」 21年前半に次官級安保協議

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『【北京=羽田野主、ソウル=恩地洋介】中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は3日、福建省アモイで韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相と会談した。中韓の発表によると、両外相は朝鮮半島の非核化目標を共有することで一致し、今年前半に外務・国防担当の初の次官級協議を開く方向で調整すると合意した。

中韓は2015年などに外務・国防担当の局長級協議を開いたことがある。次官級で開催すれば格上げとなる。米韓や日米が開いている外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)よりは格下の位置づけだ。

バイデン米政権が同盟国と対中圧力を強める中で、米韓にくさびを打ち込みたい習近平(シー・ジンピン)指導部と、中国との関係改善をめざしつつ影響が安保に及ぶことを警戒する韓国の間で妥協点を探った結果とみられる。

韓国側の説明によると、新型コロナウイルスの流行が落ち着くのを条件として、習氏の訪韓を引き続き調整することになった。外務次官級による戦略対話も今年前半をめどに開く予定だ。

今回は中国側の招請で韓国外相が訪中した。韓国外相の訪中は2017年11月以来になる。中韓外相の会談は王氏が訪韓した20年11月以来となる。

習氏は3月下旬に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記と外交ルートを通じてメッセージを交わし、連携を強化する方針を確認した。王氏は鄭氏との会談の冒頭で「中国は韓国とともに、対話による朝鮮半島問題の政治的解決を推進する」と述べた。中国の朝鮮半島への影響力を強調した。

中国側によると王氏は半導体や高速通信規格「5G」、気候変動問題などでの協力強化も呼びかけた。

外相就任後の鄭氏の外国訪問は初めて。文在寅(ムン・ジェイン)政権として中国を重視する秋波を送った形だ。中国国営メディア関係者は「中日間に波風が立ち始めたので韓国は中国に接近しようとしている。引き寄せるチャンスだ」と話す。

鄭外相は3月に訪韓したブリンケン米国務長官やロシアのラブロフ外相ともすでに会談している。

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