豪州で内閣改造 国防相にダットン氏 醜聞の幕引き狙う

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『【シドニー=松本史】オーストラリアのモリソン首相は29日、レイノルズ国防相の後任にダットン内相を充てる内閣改造を発表した。レイノルズ氏を巡っては、部下だった女性が同僚の男性から性的暴行を受けたと実名で告発した。レイノルズ氏は被害女性への対応を巡って批判を受け、2月下旬から健康上の理由で休職している。モリソン氏は内閣改造で醜聞の早期幕引きを図る。

豪政界では今年に入り、与党議員や職員らに醜聞が相次いでいる。レイノルズ氏の男性部下のほか、3月下旬には与党議員の男性スタッフが議事堂内の女性議員の机の上でわいせつな行為を撮影、動画を複数の同僚と共有したとの報道が出た。モリソン氏はこうした問題を受けすでにペイン外相が兼務する「女性担当相」に加え「女性安全担当相」を新設し、女性のラストン家族・社会福祉担当相を任命した。

また、ポーター司法長官の後任にはキャッシュ雇用・技能・中小企業・家族経営担当相を充てる。ポーター氏は30年以上前に性的暴行を行ったとの疑惑があるとして3月上旬に自ら記者会見を開き、疑惑を強く否定した。ただ、精神的な問題でその後休職している。

今後、レイノルズ氏は全国障害者保険制度担当相兼行政サービス担当相に、ポーター氏は産業・科学技術相に就き、内閣にとどまる。閣僚らは今後、総督との宣誓式を経て正式に就任する。

モリソン氏が率いる保守連合(自由党と国民党)は新型コロナウイルスを比較的早期に封じ込めたことからこの1年、支持率は好調だった。ただ相次ぐスキャンダルを受け、政権への世論は厳しさを増している。3月中旬から下旬にかけて豪紙オーストラリアンがニューズポールと行った世論調査では、2回連続で保守連合の支持率が48%と、労働党(52%)を下回った。

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