欧州・中南米など109カ国・地域で感染拡大 変異型猛威

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『【パリ=白石透冴】新型コロナウイルスの感染が欧州や中南米などで再拡大している。感染力の強い変異ウイルスが猛威をふるい、欧州の新規感染者数は1月中旬以来の高水準となり、フランスやポーランドは外出規制を再強化した。中南米では新規感染者数が過去最多を更新している。

米ジョンズ・ホプキンス大の25日時点のまとめによると、1週間前に比べ新規感染者数(7日移動平均)が増加傾向にあるのは194カ国・地域のうち1…

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米ジョンズ・ホプキンス大の25日時点のまとめによると、1週間前に比べ新規感染者数(7日移動平均)が増加傾向にあるのは194カ国・地域のうち109にのぼった。1〜2月は70カ国前後で推移していた。地域別では欧州(35カ国)、中南米(20カ国)が目立つ。

背景には変異ウイルスの広がりがある。「英国型」が新規感染の約8割を占めるフランスは再び規制を強化した。パリなど16地域で導入していた外出制限を27日から19地域に広げた。他地域への移動を原則禁じ、商店には休業を要請する。足元の新規感染者数が今年最多水準のポーランドは、20日から全土を対象にロックダウン(都市封鎖)を実施した。

中南米は「ブラジル型」が要因だ。ブラジル最大都市のサンパウロ市は祝日を前倒しして26日から10連休とし、市民の接触を減らす。チリでは27日から首都サンティアゴなどで都市封鎖する。

各国はワクチン接種を進めるが変異ウイルスの拡大は止まらない。英オックスフォード大の研究者らが運営するアワー・ワールド・イン・データによると、全国民のうち少なくとも1度はワクチンを接種した人の割合は25日時点でチリが32.5%、フランスが10.1%、ポーランドが9.3%、ブラジルが6.0%にとどまり、集団免疫の獲得には至っていない。