中朝境界の新たな橋、中国が開通準備 安全検査を入札へ

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『2021年3月11日 22:45

【大連=渡辺伸】中国と北朝鮮の境界にある鴨緑江に架かる「新鴨緑江大橋」の開通に向けて、中国政府が準備を本格化させている。地元の遼寧省政府は9日、橋の安全を検査する入札を公告し、入札資料に「橋がまもなく営業を始める」と明記した。ただ新型コロナウイルスの流入を警戒する北朝鮮は物流を制限したままで、開通時期はなお不透明だ。

遼寧省政府は公告で、橋の安全検査を実施する企業を募集した。橋の強度などを調べるとし、実施期限は契約から180日以内という。

橋は中国の遼寧省丹東市と北朝鮮側の新義州の間にかかり、中朝貿易の7割程度を占める「中朝友誼(ゆうぎ)橋」の下流にあり、開通すれば中朝貿易の大動脈になる可能性がある。

橋は2009年に中国の温家宝首相(当時)が訪朝した際、金正日総書記(当時)と建設に合意した。橋の本体は14年に完成したが、北朝鮮側の道路整備が滞り、未開通のままだった。近年になって開通準備が進み、丹東市の貿易商社幹部によると「19年秋には北朝鮮側の道路や税関事務所が整備されていた」という。

一方で、北朝鮮は20年1月、新型コロナの流入を防ぐため、海外からの入国を禁止した。モノの輸送も大きく減り、中国との輸出入額は20年に19年比で80.7%減少した。橋の開通時期だけでなく、人の往来が再開される時期も不透明なままだ。

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