JR常磐線の衝突事故 車は捜査車両の追跡受けていたか

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210326/k10012937071000.html

『26日未明、茨城県土浦市のJR常磐線で電車と乗用車が衝突した事故で、この車は直前まで捜査車両の追跡を受けていた疑いがあることが警察への取材でわかりました。
運転していた人物は線路内に車を止めて逃げたとみられ、警察が行方を捜査しています。

26日午前0時すぎ、茨城県土浦市のJR常磐線で普通電車が乗用車と衝突し車が炎上しました。

火はおよそ1時間後に消し止められましたが、車が全焼したほか、電車も先頭車両の3分の1ほどが焼けました。

乗客と乗員、合わせて64人にけがはありませんでした。

この事故で国の運輸安全委員会は、事故調査官2人を現地に派遣し、調査を行っています。
警察によりますと、この乗用車は直前まで捜査車両の追跡を受けていた疑いがあるということです。

ライトを点灯せず走っていた車をおよそ1.5キロにわたって追跡していたところ、現場から500メートルほど離れた場所で見失ったということです。

線路と道路の間にあるフェンスが倒れていて、警察はこの場所から進入したあと、線路内に車を止めて逃げたとみて、運転していた人物の行方を捜査しています。

土浦警察署の針替和夫副署長は「不審車両に対する追跡捜査は適正な職務だと考えているが詳細は確認中です」とコメントしています。
26日午前1時ごろ、茨城県土浦市のJR常磐線の事故現場の近くで撮影された映像です。

現場から1キロほどのところに住む男性が、事故に気付いて駆けつけ、撮影しました。

乗用車とみられるものが激しく燃え、煙が上がっている様子が確認できます。

そのすぐそばに電車が止まっていることもわかります。

近所の男性「引きずるような音がした」

現場から1キロほどのところに住む49歳の男性は「家で寝ていたところ、引きずるような音がして、そのあとにクラクションの音がしました。様子を見に来たところ、線路の石が道路に散乱していてその後、火柱が上がった」と当時の状況を話していました。

また「『子どもが電車に乗っているので心配だ』と様子を見に来ている人もいました。けが人がいなかったと聞き、よかったと思いました」と話していました。

常磐線 すべての区間 特急列車の運転見合わせ

JR東日本水戸支社によりますと、事故の影響で、常磐線はすべての区間で特急列車の運転を見合わせています。

また、普通列車も土浦駅と羽鳥駅の間で運転を見合わせているほか、取手駅と土浦駅、羽鳥駅と水戸駅の間では大幅に本数を減らして運転しています。

JR水戸駅の利用者は

JR水戸駅では、電光掲示板のほかアナウンスで運転見合わせなどの情報が伝えられていて、最新の状況を確認しようと駅員に声をかける利用者の姿が目立ちました。

ひたちなか市の80代の女性は「事故のことを知り、運行状況について駅員に尋ねました。急ぐ人にとっては気の毒だと思います」と話していました。

また、旅行で来ていて東京に帰るところだったという30代の男性は「映画を見て時間をつぶして、夜には帰れたらと思いますが、あすは仕事なので困ります。帰れなければホテルに泊まるか、う回しようと思います」と話していました。

東京行きの高速バスは臨時の便が運行されていて、乗り場にはバスを利用しようという人がしだいに集まって行列ができ、バス会社の社員が運行本数を通常の2倍にしているとアナウンスしていまし
た。

日立市から東京の実家に帰省するという20代の男性は「駅に着いてから運転見合わせに気づき、慌ててバスを探しました。昼ごろに着きたかったですが難しそうです」と話していました。』