米民主2議員、アジア系の登用増を求め政権と一時対立

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『【ニューヨーク=後藤達也】米民主党の上院議員2人がバイデン政権幹部にアジア・太平洋系米国人の登用が少ないと抗議し、ホワイトハウスと一時対立する一幕があった。米メディアによると、最終的にホワイトハウスはアジア系の起用を増やすことで合意したものの、身内である民主党議員の「反乱」は政権基盤の意外なもろさも露呈する結果となった。

抗議したのはイリノイ州のダックワース議員とハワイ州のヒロノ議員で共にアジア系だ。ダックワース氏はアジア系など少数派の幹部登用を働きかけてきた。

しかし、米メディアによると、ホワイトハウス側はインドの血を引くハリス副大統領を引き合いに「ほかに(アジア系の)高官は不要」と何度も表明。これに強い不満を抱いたダックワース氏は、閣僚候補の指名承認では人種的少数派や同性愛者など以外には「反対も辞さない」と圧力をかけた。

米国ではアジア系住民を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)が増えている。米南部ジョージア州アトランタでの銃撃事件ではアジア系6人が死亡した。ダックワース氏らの行動は、バイデン政権が幹部人事を通じてアジア系への差別解消に率先して動くべきだという認識が背景にあったとみられる。

上院は民主党と共和党でそれぞれ50議席と同数のため、民主党で造反が起きるとホワイトハウスの人事案が実現しない可能性が出てくる。慌てたホワイトハウスが今後、政権幹部にアジア系の起用を増やすことを受け入れ、ダックワース氏らとひとまず折り合った。ホワイトハウスのサキ報道官は「バイデン大統領は、政権は米国の多様性を反映する考えを明らかにしている」と説明している。

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メイジー・ヒロノ
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『メイジー・ケイコ・ヒロノ(英語: Mazie Keiko Hirono、日本名: 広野 慶子(ひろの けいこ)、1947年11月3日 – )は、アメリカ合衆国の政治家。ハワイ州下院議員、9代目ハワイ州副知事、アメリカ合衆国下院議員を務め、2013年1月からアメリカ合衆国上院議員。日本生まれの日系アメリカ人で、アメリカ史上初のアジア系女性上院議員となった。夫は弁護士のレイトン・キム・オオシマ。学位は法務博士(専門職)である。』

『経歴
1947(昭和22)年11月3日に福島県伊達郡睦合村(現在の桑折町)に生まれる[1]。小学校1年生まで睦合村村立小学校に通う[2]。1955年、母親が酒乱でばくち打ちの夫から逃れる形で3人の子供を連れ、ハワイに移住したのを契機に[1]、8歳の時からホノルルで育つ。貧しかったため裸足で小学校に通学し、新聞配達などをして家計を助けた。1959年にアメリカに帰化した[3]。

ハワイ大学マノア校で心理学を学び1970年卒業、その後ワシントンD.C.のジョージタウン大学ローセンター(法科大学院)を1978年卒業、弁護士資格を取得した。1980年から1994年までハワイ州下院議員を務め、120以上の法案を通した。1994年からベン・カエタノ知事の下で副知事を2期務めた。カエタノはフィリピン系として初めての州知事であり、彼女自身もまた日系人一世としては初めての副知事だった。2002年のハワイ州知事選挙に民主党から立候補し、共和党女性候補リンダ・リングルと戦ったが惜敗した。2006年、連邦下院議員選挙にハワイ州第2選挙区で民主党から立候補し当選、2008年と2010年の選挙でも再選された。2012年、ハワイ州選出の連邦上院議員選挙に出馬、共和党候補は前知事のリンダ・リングルで10年前の知事選の再現となったが、今回は大差で当選、アジア系女性初のアメリカ上院議員となった[1][3]。

2017年、上院に上程されたオバマケア撤廃案について「オバマケアの撤廃は、この国の何百万人もの人を苦しめることになる。特にその影響を受けるのは、最も重病で、最も貧しい人々だ」と述べ、反対投票を求めた。腎臓がんの病体を押して出席した議会では3人の共和党議員が反対票を投じ、賛成49対反対51で撤廃案は否決された[4]。』