中国ハッカー、ウイグル族をスパイ Facebook発表

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『【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックは24日、中国のハッカー集団による在外ウイグル族の監視や追跡を目的としたスパイ活動を検知し、偽アカウントの削除などの対策を講じたと発表した。SNS(交流サイト)の不正利用への批判が広がるなか、バイデン米政権が重視する人権問題への対応を強める。

「アース・エンプーサ」「イービル・アイ」などの名前で知られる中国のハッカー集団が同社のSNSを利用したスパイ活動…

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「アース・エンプーサ」「イービル・アイ」などの名前で知られる中国のハッカー集団が同社のSNSを利用したスパイ活動に従事していた。トルコやカザフスタン、米国などに住むウイグル族を対象としていた。

偽アカウントを使い、新疆ウイグル自治区に関係する人権活動家やジャーナリストを偽ニュースサイトなどに誘導していた。偽サイトでマルウエア(悪意のあるソフト)をダウンロードさせたりし、情報端末を通じて所有者の行動を監視・追跡していたもようだ。

実在のアプリ配信サービスをまねた偽サービスを通じ、マルウエアを組み込んだスマートフォンのアプリをダウンロードさせる手法もとっていた。フェイスブックでセキュリティー政策責任者を務めるマイク・ドビリアンスキー氏は「一連の活動には十分な資金力がある強力な組織の形跡がある」としている。

フェイスブックはスパイ活動を封じるために偽アカウントを削除した。また、マルウエアのダウンロードにつながるウェブサイトをSNSで共有できなくしたほか、攻撃対象になった恐れがある利用者に注意喚起したと説明している。

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竹内薫
サイエンスライター
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分析・考察 正直、国家レベルで支援されている可能性のある黒ハッカー集団から身を守るのは、至難の業ですよね。昔のスパイ合戦はリアルでしたが、いまは完全に主戦場がネットになりました。私も中国系のアプリは怖いので、なるべく使わないようにしています。

2021年3月25日 12:42いいね
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土屋大洋のアバター
土屋大洋
慶應義塾大学 総合政策学部学部長
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ひとこと解説 よくある手法とはいえ、露骨とも言えます。怪しいリンクをクリックしないと言っても、手の込んだものは怪しく見えないこともあります。まして広く情報を共有したいと思っている人たちはネットワークの拡大に積極的ですから、知らない人からのフレンド要請にも応じるでしょう。フェイスブックが対応してくれるのは良いことだとは思いますが、表現の自由との兼ね合いで過剰な取り締まりもできません。SNSは完全に自由で開かれたメディアとは言えませんが、アメリカ的価値観の下では、できるだけ自由で開かれている必要があるでしょう。中国はそれに乗じていると言えます。

2021年3月25日 12:23いいね
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