米で経済再開の動き広がる ワクチン接種加速で

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『【ニューヨーク=後藤達也】米国で経済再開の動きが広がっている。外食のほか、娯楽施設も営業規制の緩和が相次ぐ。新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、新規感染者数は減少傾向だ。変異ウイルスを巡る不透明感が残るものの、米国民の生活は徐々に正常化へ向かっている。

米レストラン予約オープンテーブルの15日現在の集計では、3月の予約件数は新型コロナの感染が拡大する前の2019年の同時期と比べ37%減だった。1月の同57%減から改善した。感染拡大後の減少率では最も低い。ニューヨーク市は2月に店内飲食を再開した。客数の上限も段階的に緩和し、19日には平時定員の35%から50%に引き上げる予定だ。

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カリフォルニア州は4月、屋外の競技場の営業を人数制限付きで再開する。オフィスへの出勤規制を緩める自治体も相次ぐ。グーグルが地図アプリから集計するデータによると、米国でのオフィスへの移動は感染拡大前の4分の3程度に回復してきた。

背景にはワクチン接種の加速と新規感染の減少がある。アワー・ワールド・イン・データによれば、米国のワクチン接種は15日、のべ1億900万回を超えた。診療所や配送の態勢が整い、最近の1日あたりの接種は200万回強に加速した。バイデン米大統領は15日「(接種が)想定よりも早く進展している」と述べた。

医療関係者や高齢者への接種が進み、ほかにも接種対象者が広がってきた。ミシシッピ州では16日から成人全員を接種対象者とした。米政府は5月1日までに18歳以上の希望者全員に接種できるようにする構えだ。

米国では新型コロナの新規感染者が足元で1日あたり5万人強となり、1月上旬のピーク時の2割強に減った。入院する人や死者も減る傾向だ。だが、2月半ば以降は新規感染者などの減少ペースが鈍くなり、変異ウイルスが流行する気配もある。マスク着用義務を緩和する自治体が増えているが、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は「リスクが高い」としてなお、着用が必要だと訴えている。

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