アルゼンチン、再び債務再編交渉 5月に返済期限

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0534J0V00C21A3000000/

 ※ 『2月末時点のアルゼンチンの政府債務額は3349億ドル』…。

 ※ 1ドル=100円で換算すると、「334900億円≒約33兆5000億円」となる…。また、借りに借りたものだな…。

 ※ しかも、この低金利のご時世に、『従来の契約に従った金利負担は年9%』であるそうだ…。日本のサラ金も闇金も、裸足で逃げ出すな…。

 ※ そりゃあ、『「金利は持続可能でない」』という話しにも、なるだろう…。

 ※ どういうことに、なるのかな…。

『【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチン政府が再び債務再編交渉に乗り出す。5月に24億ドル(約2600億円)の返済期限が迫っており、返済には国際通貨基金(IMF)との交渉で合意する必要がある。新型コロナウイルス対策の失敗で国民の支持率が落ち込みつつある中、安易な妥協はできず、難しい交渉となりそうだ。

アルゼンチンのグスマン経済相は15日、有力紙ナシオンに対し、「我々が政権に就いた時点で、国の債務負担は公共サービスを維持できないレベルだった」と述べた。同国の債務問題は過去にIMFが巨額融資をした影響が大きく、貸し手に非があるという従来の主張を繰り返した。

2月末時点のアルゼンチンの政府債務額は3349億ドル。2019年12月に発足したフェルナンデス政権は返済負担の軽減を求め、20年8月に米欧の金融機関と約45%の債務減免で合意した。国際機関や主要先進国の債務にも同様の措置を求めている。

今回焦点となっているのは日米欧などで構成するパリクラブ(主要債権国会議)に対する24億ドルの支払いで、5月末に支払期限を迎える。現在、アルゼンチンは新型コロナの感染拡大を理由に債務返済を中断している。従来の契約に従った金利負担は年9%で、グスマン氏は「金利は持続可能でない」として不満を漏らす。

パリクラブは債務再編交渉の条件として、アルゼンチンの最大債権者であるIMFとの合意を挙げている。グスマン氏は23日にもワシントンを訪れ、IMFのゲオルギエバ専務理事との会談に臨む予定だ。ここで交渉が決裂して24億ドルの返済ができなかった場合、2カ月の猶予期間を経て、同国として10度目のデフォルト(債務不履行)となる。

交渉を複雑にするのが、アルゼンチンがIMFに返済猶予を求めると同時に、追加融資を要求している点だ。新型コロナの影響でアルゼンチン経済は大きく傷んでおり、外貨準備高は減少している。資本規制で通貨安を食い止めている状況で、IMFを含む国際機関からの融資抜きではたち行かなくなっている。グスマン氏は「我々はドルを持っていない」と述べ、IMFとの合意は必須だとの認識を示す。

ゲオルギエバ氏は2月、「(交渉の)目的は金融の安定と脆弱な人々の支援のバランスだ」として、支援そのものには前向きな姿勢を示したものの、返済猶予や元本の削減については態度を明らかにしていない。

フェルナンデス氏は19年10月の大統領選で圧勝し、新政権を発足させたが、目立った成果をあげられていない。新型コロナの封じ込めに失敗して感染者数が増加した上、インフレによる経済の低迷も深刻だ。足元ではワクチンを閣僚や高官が秘密裏に接種していたことが明らかになり、不支持率が支持率を上回る状況となっている。大統領選で国民のIMFに対する悪感情をあおった手前、債務再編交渉での譲歩はさらなる支持離れにもつながりかねない。』