初のクアッド4各カ国首脳会談終了と反中結束の強化に至るまで

北の国から猫と二人で想う事 livedoor版:初のクアッド4各カ国首脳会談終了と反中結束の強化に至るまで
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『日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国(通称クアッドQUAD)首脳が2021年3月12日夜、初の首脳会談をテレビ会議方式で開いた:The QUAD virtual summit。日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想を踏まえ、新型コロナウイルスの途上国向けワクチン支援で一致。東・南シナ海への海洋進出の動きを強める中国に加え、北朝鮮、ミャンマー情勢も協議し、4首脳は新型コロナワクチンについて、インド太平洋地域の途上国への供給などで協力していくことで合意した。バイデン米大統領は「野心的な新たな共同パートナーシップを立ち上げ、ワクチン生産を拡大する」と強調。インドで生産したワクチンを日米豪が後押ししてアジアやアフリカに提供することを目指す。今後、ワーキンググループを設置し、具体化を検討する。 菅義偉首相は会談後、記者団に「日米豪印4カ国を新たなステージに引き上げる会合だった」と評価した。

4首脳は年内に対面での会談を行うことで合意。東南アジア諸国連合(ASEAN)との連携強化も確認した。今回の会談が、宥和的姿勢に懸念が残るジョー・バイデン米大統領の対中政策を占う試金石にもなるとみられると言われる中、インド紙は、2007年の最初のクアッド会談で、当時誤って認めた中国の外交政策をに対し、今回の会談が反対と拒否のメッセージを送ることになるとの評価をしている。インドは伝統的に非同盟主義を貫いており、クアッドに名を連ねているが、あからさまな「反中国同盟」化には反対で、首脳会談への格上げにも慎重な姿勢だったが、日本が説得したと言われている。

日本と米国、豪州、インド4カ国の連携強化は、2007年8月に安倍晋三前首相が「2つの海の交わり:Confluence of the Two Seas」と題してインド議会で行った演説が端緒だった。安倍首相はそこで「太平洋とインド洋は自由の海、繁栄の海として、1つのダイナミックな結合をもたらしている」と強調した 参照記事 英文記事 参照記事。

その後、2012年に安倍前首相は日米豪印を結ぶ四角形を「セキュリティ・ダイヤモンド構想」として発表し「自由で開かれたインド太平洋(FOIP: a free and open Indo-Pacific)」という概念を打ち出した 参照記事。225d31bb

米国のドナルド・トランプ前大統領は2017年11月、安倍首相との会談後、会見でFOIPを単なる構想ではなく、中国包囲を念頭に「日米共同の戦略」として推進すると発表し、構想は一挙に加速していった。その後、FOIPの具体的な形として、4カ国のクアッドが外相会談として初めてニューヨークで開かれたのは、2019年9月だった。翌2020年10月には、2回目の外相会談が東京で開かれ、今回はそれから、わずか5カ月後の今夏、首相会談に格上げされた形になった。

すでに合同軍事訓練が実施されているクアッドは今回の首脳会議を経て、欧州の北大西洋条約機構(NATO)のように正式に機構化する可能性も考えられる。この事は、日本が、オーストラリアなど11カ国による環太平洋パートナーシップ(連携)協定(TPP)と「自由で開かれたインド太平洋(FOIP: a free and open Indo-Pacific)」という構想と合わせ、経済と防衛に於いて主導的な立場を発揮し、成果を上げたと評価できるだろう。

一方で、根拠の無い、非生産的反日にこだわった韓国は、どちらにも参加できずに発言力を失ったが、自業自得と見るだけでなく、韓国がばらまいた嘘の歴史認識を、まだ国営BBCなどは信じて疑わない論説を繰り返している。これらの間違った認識の是正には、外務省、在外公館が懸命に努力すべきだろう。EU離脱後の英国は、FOIP、更にTPPへの参加も表明している事からも、放置するのは得策ではない。 参照記事 参照記事 英文記事 過去ブログ:2021年3月アジア開発銀行がミャンマーへの資金拠出などを一時停止 3月クアッドでの首脳会談開催3月中旬の予定 外された韓国 

2月クアッド4カ国会合で中国、ミャンマーへの懸念で一致とバイデン 2月ウィグル人証言で中国叩きの英国 EUも追従 報復に出る中国 2月日米英豪の半導体同盟と中国の台湾進攻の現実味と日本の防衛 2月英政府がTPP参加を正式表明 』