米インド太平洋軍司令官、「中国による現状変更」に懸念

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『【ワシントン=共同】米インド太平洋軍のデービッドソン司令官は9日、上院軍事委員会の公聴会で証言し、中国の急速な軍備拡大により「中国が一方的に現状変更を試みるリスクは高まっている」と危機感を示した。南シナ海や台湾海峡で軍事的圧力を増す中国への抑止力強化を狙い、同軍は沖縄からフィリピンを結ぶ「第1列島線」に地上配備型ミサイル網を構築する予算を求めており、議会で検討が進んでいる。

デービッドソン氏は、中国の軍拡でインド太平洋の軍事バランスが米国や日本などの同盟国に好ましくない状況になってきているとの認識を重ねて表明。「中国に軍事力行使による目的達成は代償が高過ぎると明示する必要がある」と述べ、抑止力強化を訴えた。

軍事専門誌ディフェンス・ニューズによると、同軍は射程500キロ以上の中距離ミサイルを置く構想を練る。2022会計年度(21年10月~22年9月)から6年間で270億ドル(約2兆9千億円)の予算を議会に要求。うちミサイル網構築に33億ドルを充てる。

デービッドソン氏は1日に議会に提出した予算要望書で、新たなミサイルやレーダーシステム、対空防御関連などの整備のほか、同盟国との共同訓練の必要性を強調した。

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