「中国は最大の地政学的試練」、米国務長官が外交演説

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『【ワシントン=永沢毅】ブリンケン米国務長官は3日、国務省で外交演説を実施した。「21世紀最大の地政学的な試練である中国との関係をうまく管理しなければいけない」と強調し、同盟国との連携強化を通じて対抗する考えを示した。中国を含む8つを優先的な外交課題と位置づけて取り組む方針を示した。

ブリンケン氏が外交政策に関する演説に臨むのは就任後初めて。中国を「経済や外交、軍事、技術力を用い、安定して開放的な国際秩序に挑戦する唯一の国だ」とみなした。対中関係は「競争的であるべきだ。可能であれば協力的になるが、必要であれば敵対的にもなる」と語った。

中東などでのテロとの戦いを念頭に「軍事介入によって権威主義的な政権を転覆させる試みはうまくいかなかった」との認識を示した。軍事介入には頼らず、外交を通じて問題の解決をめざす立場を示した。

優先課題には新型コロナウイルスや気候変動問題、経済危機の克服などを列挙した。新型コロナの収束に向けて各国政府や企業とワクチン接種などで協力を推進すると訴えた。気候変動問題では米国が再生可能エネルギー市場を主導すると力説した。

経済再生に関して「過去に我々は自由貿易協定を支持してきたが、打撃を受ける人々への理解が足りなかった」との認識を表明。他国による知的財産の窃取や為替操作などを食い止め、米国の中間層の雇用を保護・拡大すると主張した。

ブリンケン氏によると、バイデン米大統領は3日に外交政策に関する中間的な戦略指針を明らかにする。

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