https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD0150C0R00C21A3000000/
『クーデターに抗議する市民らのデモの規模拡大の速さや(公務員や医療従事者など)様々な人たちが加わる事態は、国軍の想定を超えていたと思う。政変から1カ月にあたるタイミングで大きなデモが計画されており、国軍は先んじて制圧に動いたため、2月28日は多数の死傷者を出す事態になった。
注意すべきは、デモを直接に弾圧するのは警察で、国軍の役割は威圧にと…
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注意すべきは、デモを直接に弾圧するのは警察で、国軍の役割は威圧にとどまっていることだ。デモ側が今後、暴徒化することがなければ、この状態が続くはずだ。市民も力では国軍に勝てないと知っている。国軍批判を国際社会に求めていくだろう。
ミャンマーの実体経済が揺らげば、国軍は(クーデターを正当化する)いまの方針を変えるかもしれない。公務員、会社員らのデモ参加の継続による経済のマヒ、外資の流出といった事態だ。