物価目標「3年かかる」 FRB議長、長期緩和を再強調

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『【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は24日の下院委員会での公聴会で「物価目標の達成には3年以上かかるかもしれない」と述べた。ゼロ金利政策を長期間維持する考えを再度強調したもので、金融緩和で新型コロナウイルス危機からの早期脱却を急ぐ。

パウエル氏は前日の上院委に続いて、下院金融サービス委での公聴会に臨んだ。FRBは政策目標を修正して「インフレ率が2%を緩やかに上回る状態が見通せるまで、ゼロ金利政策を解除しない」と表明済みだ。パウエル氏は目標達成が2024年以降になる可能性を示唆し、利上げ開始まで相当の時間をかける考えを表明した。

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米景気はコロナ危機から急速に回復に向かっており、バイデン政権の1.9兆ドル(約200兆円)の財政出動で「インフレになるリスクがある」(サマーズ元財務長官)との指摘もある。パウエル氏は前日の公聴会に続いて「一時的に物価は上昇するが、広範で持続的なものにはならないとみている」と繰り返した。

金融市場には、インフレ圧力が高まればFRBが早期に金融緩和を転換するとの見方がある。予期せぬ長期金利の上昇は足元の景気回復を妨げるリスクがあり、FRBは引き締め観測の否定に躍起だ。企業債務も過去最大規模に膨れ上がったままで、FRBは低金利を維持したまま金融環境を軟着陸させる必要もある。

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