タイ2閣僚が失職 反タクシン派デモ扇動で有罪判決

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGS24BHN0U1A220C2000000/

『【バンコク=村松洋兵】タイの刑事裁判所は24日、インラック前首相時代の2013~14年に首都バンコクで起きた反タクシン元首相派デモを扇動した罪などでナッタポン教育相、プッティポン・デジタル経済社会相を含む26人に有罪判決を言い渡した。2人はいずれも控訴したが、憲法の規定で失職した。インラック氏はタクシン氏の妹で、政権運営には兄の意向が影響していたとされる。

2人はいずれもデモを主導した団体「人民民主改革委員会(PDRC)」に所属していた。ナッタポン被告は禁錮7年4月、プッティポン被告には同7年の実刑判決が言い渡された。2人は保釈を申請したが、却下され、収監された。PDRCを率いたステープ元副首相も禁錮5年の判決を受けた。

PDRCはインラック政権の打倒を目指し、14年にバンコクの主要交差点を占拠する「バンコク封鎖」を実行した。首都機能がマヒ状態に陥り、当時のプラユット陸軍司令官(現首相)が混乱収拾の名目でクーデターを起こした。

いまのプラユット政権は多数の政党が連立するが、ナッタポン氏とプッティポン氏は軸となる親軍政党「国民国家の力党」に属する。両氏は教育改革やインターネット検閲を巡り、若者を中心とする反体制デモ隊の批判を受けていた。』