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『茂木敏充外相は23日、スイスのジュネーブで開催中の国連人権理事会ハイレベル会合でビデオ演説をした。「自由、基本的人権の尊重、法の支配は香港や新疆ウイグル自治区をはじめ中国でも保障されるべきだ」と述べた。「中国に建設的で具体的な行動を強く求める」とも訴えた。
ミャンマーのクーデターには「重大な懸念を有している」と表明した。アウン・サン・スー・チー国家顧問ら「関係者の解放と民主的な政治体制が早期に回復されることを改めて強く求める」と話した。
今夏の東京五輪・パラリンピックは「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして、10周年を迎える東日本大震災からの復興を発信する機会として、開催する決意だ」と呼びかけた。
人権理事会では茂木氏の演説に先立ち、中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相のビデオ演説が放映された。王氏はウイグル族の強制労働といった大規模な人権侵害は「起きていない」と全面的に否定した。
「新疆ウイグル自治区へのドアは常に開かれている」と主張し、バチェレ国連人権高等弁務官が率いる調査団を受け入れる用意があると言明した。
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